文化と個性
大リーグのイチロー選手、サッカーの中田選手をはじめ、ここ数年、海外で活躍する日本人は増えています。
祖国を離れて活躍する人間は、たくさんいるのです。
彼らは文化の違いを跳ね除けながら、活躍しています。
クルマ文化はどうでしょうか。
文化圏でまったく異なります。
北米は大きなクルマが好まれます。
ユーザーの体格が大きいこともありますが、大きいクルマが好まれる傾向にあるようです。
トヨタが北米向けブランド・レクサスとして売り出しているのは、日本ではすべて3ナンバー車です。
大型セダンのウィンダムは、かの地では中型ファミリーカーなのです。
対して欧州は小型車中心です。
VW・ゴルフ、プジョー・206と小型ハッチバック車がメインです。
こちらは合理主義なのです。
だから、燃費にも厳しいです。
では日本はどうでしょうか。
小型車も大型車も、まんべんなく売れています。
趣味や嗜好に合わせて、幅広く取り揃えてあります。
ドライバーとして、これは嬉しいことです。
日本では、どんなタイプの車でも乗れるのです。
中心車種がいまいちハッキリしないと言われそうですが、ニーズに幅広く対応しているだけです。
車種が幅広いのですから、もっと日本独自のクルマがあってもいいと思うのです。
たとえば、もっと和風なクルマ。
オール畳張り、すだれつきに加えて、神棚つき仕様車。
和の心を再認識するチャンスです。
シアターカーも面白いでしょう。
薄型液晶ディスプレイとスモークガラスの組み合わせで、劇場空間として使えそうです。
ディスプレイがもっと大きく、もっと薄く、もっと美しくなれば可能になるかもしれません。
誰もが思いつくような個性は、「普通の個性」です。
われわれの発想を抜き去っていくような、「強烈な個性」が求められるのではないでしょうか。
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