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#498 / 2007.01.26

サイドミラー

あなたが前へと進みたいとき、 きっと彼はあなたの反対方向を向いています。

あなたはきっと、前を見ることに熱心で、 反対向きの彼のことは、ほとんど忘れているに違いないでしょう。

まえを見るのは、とても簡単です。
でも、100%前だけをみて走っていたら、絶対、事故ります。

事故らないようにするには、前だけでなくうしろにも注意することです。

そのために、サイドミラーがあります。
いってみればサイドミラーは、自分が見えていない方向をちゃんと見てくれている存在です。

そういうありがたい存在は、実はどこにでもいます。
例えば、あなたにとって反対意見を出したり、一見トンチンカンな意見を出したりする人。

一瞬、なんでこの人はこういうことを言うのかなぁ、と泣きたくなります。
でもよくよく考えてみれば、あなたにとって苦言を呈してくれる人なのかもしれません。
もしかしたら立場上、あなたに敵意を抱いているだけかもしれません。

姿を見せずに攻撃しようとする人が多くいる世の中、 むしろ、面と向かって敵対しているだけまだマシです。

どれだけの人が自分の敵なんだろうと考えると、ものすごくせつないです。
こんな悲観から、最悪、大事な命を落としてしまう人までいます。

大丈夫。
あなたが犯罪者でないのなら、周囲の100%は敵ではありません。

相手は何らかの意図があるから、自分とは違う方向を向いています。
そこに真意を見出すのです。

つらく当たる人は、ごまんといます。
その人は、あなたのために汚れ役を引き受けてくれているのでしょうか。
それとも、単に敵意があるだけでしょうか。

前者なら謙虚に耳を傾ければいいし、 後者なら遠慮なく潰させてもらう。
たったそれだけです。

なかには、逃げることを勧める人もいるでしょう。
でもここで、逃亡だけはやってはいけません。
中途半端に逃げれば、どちらからも手痛い攻撃をくらうだけです。

「逃げろ」と勧める人の多くは偽善者です。
逃げるのは、いわば「一時しのぎ」に過ぎません。

耳ざわりのよい「一時しのぎ」は、あなたの「根本解決」に役立ってくれますか?

逃げに未来はありません。
あなたの見る方向と異なる視野をもつ人達と対等、もしくはそれ以上にわたり合う気迫を持つことです。

うしろ、見ていますか?
前だけがすべての視野ではありませんよ。

180度異なる意見に耳を傾けよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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