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#494 / 2006.12.31

「銭」一夜物語

一夜にして2億円を手に入れたら、あなたはどうしますか?

貯蓄?
返済?
新車購入?

2億円あれば、金銭的な不自由はほぼ無くなるでしょう。
借金を負っている人は自己破産せずに完済できるでしょうし、 クルマが欲しい人はどんな高額車でも購入が可能になるでしょう。

新車販売価格トップ(2006年11月時点)のメルセデスベンツ・SLRマクラーレン1台6,300万円也ですら、 近所のスーパーで大根を買うかのように買えることでしょう。
そんな可能性が、宝くじには詰まっています。

それを「夢」と称して、多くの人々は宝くじを買い求めます。
でも、それは本当に「夢」なのですか?

仮に当選したとしても、 ありがちな遣い方では「夢」を有効活用できません。

浪費にまわせば、その贅沢から、将来的に質素な生活に戻れなくなるでしょう。
しかし貯蓄にまわせば、遣うことをしなくなるから死に金に終わります。

一見、貯蓄といえば聞こえはいいですが、ただの保留であり死蔵にしかすぎません。
死蔵では、誰も幸せになりません。

せっかくの「夢」も、貯蓄や浪費で有効活用できなければ意味がありません。

クルマとて同じです。
確かにクルマは、うまく使えば時間や空間を縮めてくれますが、 それらはレンタカーやリース契約を利用しても実現可能なことばかりです。
クルマを単なる移動手段と割り切るのであれば、マイカーはただの金喰い虫です。
そういう考え方も確かにあるのです。

閑話休題。

本当に使いたい事柄を明確にしておかなければ、いざというときに使えません。

あとでいつでも引き出せるだろうという人もいます。
それは甘い。
「緊急時・資金調達法」でも書きましたが、本当に必要な時ほど、時間も余裕もないものです。

チャンスの女神には前髪しかないとは、よくいったものです。
「あとで」も「なんで?」もありません。
今、すぐにやれるかどうか、まさにそれだけです。
そのために、普段から夢を明確にしておくことです。

即答できる夢を持とう。

追記(2006.12.31記)

宝くじは、数年前から買っていません。

ある時、みずほ銀行は「夢」をどれだけ払ってくれるか計算しましたが、 年末ジャンボ宝くじ(第513回全国自治宝くじ)でこんな感じ。

1等 2億円*74本(74ユニットの場合、以下同じ)
1等前後賞 5,000万円*148本
1等組違賞 10万円*7326本 ……

以下5等まで、当選者全員が換金すると総額1,050億7,260万円。
で、それをペイするには単価300円で割って、3億5,000万枚。

これって、日本国民全員が3枚ずつ買えばこと足りる枚数だね。
でも現実はほとんどの人が10枚以上買っている。
みずほ銀行は、ボロい商売しているな。

こう気がついたとき、なんかバカバカしくて。

「夢」に乗せられて、みずほ銀行員を養うことはないや。
ってことで、これからも宝くじは遠慮しときます。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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