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#486 / 2006.11.08

エージェント発想

ここ1週間、「動かなくてもいいこと」について真剣に考えていました。

ことの発端は、私の入院です。
腸閉塞でまる1週間、入院していました。
その間、病棟から一歩も出られない状態でした。

遊ぶことも仕事に行くこともコラムを書くことも、すべてがストップしてしまいました。
当然ですよね、当の本人が動けない状況なのですから。

自分が動けないから、すべてが止まる。
一見、当たり前ですが、よくよく考えれば「当たり前」であるのは非常にまずいことです。

裏を返せば、休めないし病気にもなれない、ということです。

遅かれ早かれ、これは誰しもが真剣に考えなければいけないことだと思うのです。
例えば、あなたは五体満足でスペシャリストかもしれません。
その能力を活かすことを「生きがい」と感じることでしょう。

私の入院が予期せぬものだったように、人間、いつ動けなくなるか分かりません。
もしあなたのダウンが全体のダウンに繋がっては、生きがいもクソもないのです。

そんな経緯から、もう自分で何でもかんでも、という時代じゃないと思うのです。
むしろこれから必要なのは、エージェント(=代理人)発想じゃないでしょうか。

言ってみれば、自分の代理人に負荷を分散させる発想です。

もちろん今までもこういった考えは普通にありました。
しかし短期利益しか追求しない昨今の風潮では、代理人への投資すら行なわれにくい。
ほとんどの人達は負荷分散をしないか、金欠を口実にわざとやっていないのです。

すると、その人頼みになっていきます。
そうなると、その人はぶっ倒れるまで駆りだされることになります。
特定の人物だけに偏る場合というものは、大体においてとてもまずい状況です。

それを避けるために、頭を使って代理人をつくっておくのです。

その代理人とは、例えば企業での後継者育成とかコンピュータ機器の導入です。
もしくは食いぶち稼ぎという意味で、別の収入源と捉えてもいいかもしれません。
それだと金になる知的財産や有価証券だったりします。

なぜそんなことを言うかというと、もはや頑張るとかそういう時代じゃないからです。

1週間不在でも、仕事はきっちり埋められますか?
あなたは、他人に任せてもいいようなものまで抱え込んでいませんか?
頑張って働くぞといっても、さらに低賃金の中国やインドの人たちに勝てますか?

かつてなら頑張って働くことだけ考えていればよかったのです。
でも、今は頑張っても報われるわけではありません。
そんな時代に、頑張れ一辺倒しかいえないようでは信用をなくします。

自分が動けない状態でも、動かなきゃいけないというのは本当につらいことです。
だからそろそろ、あなたがいなくてもいい仕組みを作っておくことです。
入院していたからいえるのですが、動けなくなったら、本当に何もできません。

市販車だっていずれは自動走行する日が来るのです。
あなたが1から10まで手出ししているようでは、時代に取り残されてしまうでしょう。

一生同じことに駆りだされることから、いい加減抜け出しませんか?

代理人にまかせて、新しい付加価値を生み出そう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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