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#477 / 2006.09.09

防衛運転

運転中、他者はすべて「障害物」です。
対向車も、歩行者も、ときには同乗者でさえも。

対向車は言わずもがな。
歩行者のために待ってあげたり、そのとばっちりで後続車を急停車させたり。
かたや同乗者は、後ろで暴れたり一緒に左右確認してくれたりして余計に邪魔だったり。

それら「障害物」から同乗者とクルマと自身を守るためには、防衛運転を実践していくことです。

具体的な防衛運転方法については、いろいろ提言されています。
あらゆる「障害物」から、距離を置くこと。
早く行動して、時間的に余裕を持つこと。
集中力を切らしてしまうような、動きやすいものを車内に置かないこと。

すべて挙げればキリがありません。
私自身の経験でまとめれば、防衛運転には少なくとも2点の実践が大事だと考えます。

  1. 常に想像力を働かせること
  2. とにかく距離をおいて走ること

「障害物」は他者である以上、それぞれが好き勝手な行動しかとりません。
譲ってくれるだろうとか、止まってくれるだろうなんて考えで走ると必ず事故ります。
こと運転に限っては、「障害物」はまったく信用してはいけません。

こういうときまって「譲ってくれる人もいる」と言われます。
でもそれは、たまたま相手が譲る気になっているだけです。
さらに別の人が突っ込んでこない保証はまったくないのです。

1つの善意だけに気をとられてはいけません。
その背後で迫りくる別の脅威もすべて察知して、はじめてこちらが動けるのです。

しかも、ただ動くだけではダメなのです。
いくら危険を予測できていても、逃げ場がなければ巻き添えをくらうだけです。
そのために「障害物」から距離を置くのです。

「攻撃は最大の防御」という言葉がありますが、 運転に関しては、どれだけ予測できて、どれだけ離れられるか、が最大の防御です。

他人を「障害物」扱いすることは、我ながらひどいとは思います。
しかし万一、自分がたくさんの人達の未来を潰してからではメチャクチャ遅すぎです。

運転とは、スペアのきかない生命を乗せていると言うこと。
人体をグチャグチャにしてしまえる破壊力を、ペダル1つで出せるということ。
そして意図しなくても、危険はいつだって、あなたと隣り合わせであるということ。

思い出してください。
運転するとは、本来それくらい責任ある行動なものです。

先回りで危険を回避しよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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