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#464 / 2006.06.18

肥大化インディビジュアル

やったもの勝ち。
自分の権利ばっかり主張する。
スタンドプレーに走りたがる。

肥大化する個。

もはやドライバーだけの話ではありません。

クルマ好きの同士が集うなんてことはよくありますが、 もともとドライバー同士に強い連帯感があるわけではありません。
もし自動車に関する制度が改悪されても、強固に異を唱える存在がいません。

だから道路特定財源なんて名目で、余計に税金を払わされているのです。
その内容たるや、相当ひどいものです。

税目創設年本則税率(施行年)現在の税率
揮発油税 1954年
(1949年創設、
54年から特定財源)
24.3円/リットル(64年) 48.6円/リットル【 本則の2倍 】
地方道路税 1955年 4.4円/リットル(64年) 5.2円/リットル【 本則の1.2倍 】
軽油引取税 1956年 15.0円/リットル(64年) 32.1円/リットル【 本則の2.1倍 】
石油ガス税 1966年 17.5円/リットル(64年) 同左
自動車取得税 1968年 3%(68年) 5%【 本則の1.7倍 】
自動車重量税 1971年 2,500円/0.5トン(71年) 6,300円/0.5トン【 本則の2.5倍 】

つまり、税収名義で本来の倍近く余計に払わされているのです。

要は、むしりやすいところからむしりとる、ということでしょう。
JAFが本来の税率に戻せと署名活動をやっていますが、国はまともに聴く耳を持たないでしょう。
聴かないところで国にペナルティがあるわけでもなし、ユーザー団体を脅威とはみなさないからです。

だから道路特定財源を一般財源化しましょうなんて首相はバカな発言をするのです。
大半の衆愚は何も言わないだろうと思っているのです。

そんな自分主義の国の影響を受けてか、同じ姿勢をまねた人たちが、最近とみに増えてきました。

成果に繋がらないからと、自分の領分以外は一切やらない男。
逆ギレしたり泣き喚いたりして、自分の思い通りの結果にしてきた女。
子供は子供で、学校や店では叱られないとばかりにはしゃぎ放題。

自分さえよければ、それでいいのですか?
個性やオンリーワンなんて偉そうに言う前に、人間としてなにか抜け落ちているでしょう?

もしかしたら、もはや考える力すら退化したということですか?

この国を自分主義思想に導いてしまった政治家は、大バカです。
かといって、その国と一緒になって自分主義にそまってしまうのは、もっと大バカです。
自分勝手にわが道を走るアメリカや中国と同じ民族になってどうするのですか?

もっと、やさしい倫理観を持ちませんか。

「自分だけが得すればいい」という考えは、最終的に身を滅ぼします。
確かにごく短期的には得になります。
でも、その分、あの人は自分のことしか考えない人間だと思われて、人間的に損になります。
負のイメージは伝播が想像以上に速いものです。
これが、あなたを死ぬまで脅かすのです。

自分のために、という考えを一度捨ててみるといいです。
その瞬間、急に肩の力がぬけ、とっても安らいだ気持ちになるはずです。
そして、きっとこう思うでしょう。
「なんて小さなことに、自分は必死だったのだろう」

小さなことのために必死になって、自分の得を失っても意味が無いのです。

情けは人の為ならず、巡り巡って己が報いになりにけり。

追記(2006.06.18記)

今は、誰が自分勝手かがよく分かる時代です。
本性を試されてる時代なのでしょう。
私もですが、おたがい気をつけましょう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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