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#425 / 2005.09.19

障害者用駐車スペース

さっき見てきた不愉快なシーン。

障害者用駐車スペースに偉そうに駐車していた、銀のアウディ。
ちょうど家族が帰ってきた。
笑いながらみんなで乗り込んでいる。
家族みんなが元気ぴんぴん。
車椅子の人なんて誰もいない。
みんな乗り込んだところで、そのまま颯爽と去ってしまいました。

なんだろう。
障害者用のところに停めていた後ろめたさは、彼らからは微塵も感じられませんでした。


私はつくづく、自分も含めドライバーにはモラルがないと感じます。

合流時のマナーの良さを賞賛されたのは、過去の日本人。
今の日本人は、停められるところならどこでも停めてしまうマナーなき民族なのでしょうか。

障害者用駐車スペースについては、いろいろな意見があります。

障害者「優先」であって「専用」ではない、という人。
本物の障害者が利用することは少ないのだから、数分くらいならいいのではないか、という人。
クルマに車椅子マークの青いステッカーを貼ってあるから停めてもよい、という人。

すべて、屁理屈に聞こえます。

どうせ普段の運転では、運動にすらならないのです。
以前のコラムで調べたときに、1分間の消費カロリーは20代女性で0.027kcalでしかないということも分かっています。
おそらくドライバーの大半は、慢性的な運動不足に陥っているでしょうから、 ちょっとくらい遠くに止めて歩いたほうがいいのではないですか?
そう考えて、あえて遠めの一般用駐車スペースに停めるようにしています。

そんな私からしてみると、そこまでして停めようとする人の「器の小ささ」を笑いたいです。

そもそもこれは、乗り降り時に容易でない人、あるいは施設までの移動が困難な人のために設けられたスペースのはずです。
そう思って少し調べてみたら、これは平成15年4月のハートビル法(※)改正により決められたものです。
車椅子を使用する方や体の不自由な方のために、 障害者用駐車スペースは施設入り口に一番近いところに幅350cm以上ずつ確保されています。

優先だろうと専用だろうと、あるいはどこでも売られているような車椅子マークステッカーだろうと関係ないと思うのです。
本来、障害者用駐車スペースに停めるべきドライバーが停めたい時に、 手前勝手な論理で駐車妨害されているのなら、一体なんのための障害者用駐車スペースでしょうか?

こんなことばかりで悲しくなります。

何が「バリアフリー」でしょうか。
口ばかりで、やっていることは自分のエゴのためでしかありませんか。
ハードはそろえても、ソフトやモラルが伴っていないのです。
これじゃ中華思想にとらわれた、どこぞの3国家と同じではありませんか。

たかだか駐車位置くらいで使うべき人の権利を奪うのは人間として最低です。

もう少し、器の大きいドライバーになっていただきたいものです。
話はそれからです。

障害者用駐車スペースに停めるべきドライバーが誰かを認識しよう。

追記(2005.09.18記)

日本人って、こんなにバカだったっけ?
もっと他人の思いやりを考えられる民族だったんじゃなかったっけ?
わざわざ私みたいな一介のドライバーが、こんなこと書くまでもないだろうに。
※高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律
(平成6年6月29日法律第44号)

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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