ルール
ものごとはコインと同じ。
何にでも、「おもて」と「うら」があります。
世間はきれいごとしか見せてくれません。
たとえば、おとなりの中国。
中国はいま、世界中の自動車会社がとくに注目している国です。
2003年中に中国で販売された自動車の台数は、およそ450万台です。
13億人いるうちの450万台というと少ない気もしますが、アメリカ、日本についで世界3位の規模をほこります。
最近増えてきた4,000万人のお金持ちがいることを考えれば、今後ますます自動車が売れるでしょう。
2010年には、その数なんと695万台にもふくれあがると予想されています。
これだけ見れば、みんなこぞって中国で自動車を売ろうと考えます。
今、まさに中国は大きな市場なのです。
と、ここまでは「おもて」です。
でも「うら」を見てみれば、とんでもない実態がみえてきます。
中国は、世界一の事故大国です。
中国公安部によると2004年1〜10月で死者8.7万人、負傷者39万人と発表されています。
かの魯迅ですら「だますこと」と「ウソをつくこと」が国民性だと批判した中国ですから、実態はもっと多いでしょう。
ひるがえって日本の道路交通事故死亡者数を見てみると、2003年で7,702人(総務省統計局より)です。
つまり単純にみても、中国での1日あたりの交通事故死亡者数は、日本のはるか10倍以上もいます。
中国には交通ルールなんてあってないようなものです。
それもそのはず、中国人にとっては、体面・人情・権勢が法よりも重要なものとされています。
そういう人達が歩道だろうとなんだろうとみんな勝手に自動車で走り回るから、
ごく普通に事故がおきるし、法律すらも意味をなしません。
中国人の国民性もほめられたものではありませんが、
そもそもそんな無法地帯みたいな地域に自動車を普及させてしまう自動車会社もどうかしています。
普及させていく前にお客を教育していかなければ、中国はさらに「戦場」と化すでしょう。
単にほしがっているから売ればいいじゃないかでは、死者を生み出します。
うがった見方をすれば、それも中国への一種の反撃にもなれるじゃないかという気もしますが、ルールは大事です。
交通ルールだけではありません。
町のルール、国のルール、世界のルール。
いろいろルールはありますが、人として最低限のルールは守りましょう。
追記(2005.05.28記)
参考文献:中国人民に告ぐ!―「文化大国」が聞いてあきれる-痛憤の母国批判(金文学著)
なるほど、そりゃ副首相ですら無礼な行動がとれる国民なわけだわ。
追記(2011.11.02記)
文体を変更しました。
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