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#403 / 2005.04.22

その言葉は誰のため?

その言葉が嫌悪感を抱かせる、というのはよくあることです。

例えば「ご苦労様」という言葉。
本来は目上の人が目下の人に労をねぎらう意味で使う言葉なのですが、 それを知ってか知らずか、役所勤めの人は、きまって「ご苦労様」といいます。

一時期、官公庁の出入り業者として仕事をしていたのですが、 残念ながら、役所勤めの人は、必ずといっていいほどこの言葉で挨拶します。
彼らは住民サービスのプロフェッショナルですが、言葉のふしぶしに一般市民との壁を感じさせるものがあります。

せめて接客中くらいは「ありがとうございました」と言えないものかな、と感じます。
しかし残念ながら、ほとんどの住民サービスにおいてそういった言葉にはお目にかかったことがありません。
彼らプロフェッショナルは、我々一般市民と同じ目線ではないのかもしれません。

「ごめんなさい」という言葉も、使い方次第です。

謝意としてでなく、免罪符として連発する人がいます。
これさえ出しておけばまぁ許してもらえるだろう、というような小ざかしさが見え見えなのです。
例えるなら無理やり列に割り込んできて、パパッとハザードをだして済まそうとする嫌らしさを感じてしまうのです。

自分の経験上、女の人に多いのですが、 やたら「ごめんなさい」を連発して相手に要求したり、 また後手後手のフォローを「ごめんなさぁい」だけで済まそうとしてはいけません。

あとから「ごめんなさい」を聞かされるくらいなら先手を打っておきなさい、と思うのです。
せっかくの謝意も、度が過ぎれば白々しくみえてしまいます。

言葉が嫌味になるか感動に変わるかは、使い方しだいなのです。

合図の1つであるパッシングにしても、TPOで意味あいが変わってきます。
対向車がパッシングしたのなら、自分の右折をゆずってくれたのか、ライトの付けっぱなしを教えてくれたのか。
あるいは「どけ!」の意味で後続車がパッシングすることもあります。

ウィンカーも同じです。
右左折だけでなく、停車中や「どけ」のサインにも使います。

大事なのは、その言葉が誰のためなのかということです。

あなたのためなのか。
それとも相手のためなのか。

そしてこれが一番肝要なところですが、 もし相手のためならば、本当に相手のためになっているのかを、自分に問い直してみてください。

ちょっとした言葉で、あなたは相手を傷つけていませんか?

相手のための言葉を発しよう。

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