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#402 / 2005.04.19

箱モノ

いやでも低燃費運転をしなければいけないとき。
それは、ガソリンがほとんどないときです。


近くにガソリンスタンドがないような場所だと、ビクビクしながら走るしかないのです。

たとえ駆動方式がFFで動力がハイブリッドだったとしても、 ガス残量がゼロに近ければアクセルなんか踏めません。

どんなに器が良くても、よくよく見れば使えないのです。

片田舎の小さな信号にまで、意味もなく設置された3方向矢印型の信号機。
入場料ばかり高くて誰も見に来ない、役場の見栄ばかりを最優先した文化施設。
動かせる技術者がまったくいないのに、大枚はたいて導入されるネットワークシステム。

箱モノだけは立派でも、まともに運用できなければ意味がないのです。

それを分かっていながら、形ができれば後は何とかなるさで突っ走ろうとするから行き詰まってしまうのです。
先日、首都高川崎縦貫線で、残り2.4kmを残して工事費が底をついてしまうという記事がありましたが、 これなどはまさにそうで、「迷わず行けよ 行けばわかるさ」という箱モノ先行主義の弊害が出てしまった例です。

もう作らなくても、いいでしょう?

あらゆるモノが作られ尽くしました。
そしてこれからも、日本の技術力をもってたくさんのモノを作っていくことでしょう。

作る技術においては、日本は世界でも類を見ません。

それよりも現在の日本で作っていかなければならないのは、 無駄をなくし、今あるモノたちを効率的に運用するための知恵を、広く認知していく文化ではありませんか?

使い方を勉強しよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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