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#38 / 2001.07.22

Kカーの未来

軽自動車。
最近ではKカーとも呼ばれています。
日本国内でのみ販売される自動車です。

自動車界では一番小さな存在ですが、数多くの名車が生まれてきました。

1960年代末期に登場したスバル360は、広く大衆に親しまれました。
スズキ・アルトはデビュー当時、47万円と言う低価格で登場しました。
バブル期には、ホンダ・ビート、マツダ・AZ‐1、そしてスズキ・カプチーノとスポーツマインド溢れる車が現れました。
ラリーでは、普通車に混じってアルトワークス、スバル・ヴィヴィオが活躍中です。
スズキ・ワゴンRがKミニバンを提案し、一時はトヨタ・カローラを凌ぐ月販量をほこりました。
そして本格的電気自動車、日産・ハイパーミニが登場しました。

全長3.4m、全幅1.5m、排気量660cc。
限られた規制枠の中で、ユニークなクルマが誕生してきました。
安い維持費、小柄なボディでたくさんのユーザーに愛されています。

実際、Kカーは走ると楽しいです。
50馬力前後ながら、軽い車重を活かして走る様はまさに軽快そのもの。
小回りがきくので、路地の多い市街地を走るには最適です。
ドレスアップカーも増えてきて、高級車も驚きの内外装を持つKカーもたくさんあります。

Kカーは楽しい。
そして維持しやすい。
これからもKカーは走りつづけて欲しいものです。

Kカーにも乗ってみよう。

追記(2001.07.22記)

話は変わって。

ところでKカーは現在5社で製造されています。
シェアNO.1のスズキを筆頭に、ダイハツ、ホンダ、三菱、それからスバルの5社です。

それ以外のマツダ、日産、トヨタはどうしているのでしょうか。
マツダはスズキ車の供給を受け、マツダ車として販売しています。
日産は近々スズキから供給予定です。電気自動車はまだインフラ整備が整わず、官公庁用メインです。
そしてトヨタは、子会社ダイハツに一任しています。
自社生産では採算が取れないと判断したためです。

しかしここにきて、Kカーに挑戦状を突きつけたい企業が現れました。
トヨタです。
1,2年後に800ccクラスの自動車を出すと自動車雑誌で読みました。
普通車しか持たないトヨタ自動車には、Kカー市場が羨ましいのでしょう。
もしかしたら、Kカーの制度自体もなくしたいのかもしれません。

まさかK制度撤廃はしないとは思いますが、一度、Kカーの低維持費に疑問を投げかけて 時のスズキ社長に「ユーザ負担増を促すような発言をしてどうする」とたしなめられた企業です。
数年後のKカー界はどうなるのでしょうか。まだまだわかりません。

まさか、Kカーをなくすようなことしませんよね。
まさか、国内シェア40%の大企業がそんなことしませんよね。
まさか、F1参戦で若いユーザを取り込みたい企業がそんなことしませんよね。
まさか、徹底的に環境問題に取り組む企業がそんなことしませんよね。
まさか、世界にはばたくトヨタ自動車がそんなことしませんよね。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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