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#376 / 2004.10.30

話しちゃダメよ

平成16年11月1日から、運転中に携帯電話を使用すると道路交通法(以下、道交法)違反となります。

携帯電話などを手に持って、通話したり、メール送信などのために画像を注視した人には、 罰則が適用され、7千円以下の反則金と1点の減点が適用されます。
これはクルマだけでなく原付の運転者についても適用されます。

平成11年から携帯電話の使用による罰則規定はあったのですが、 道路における交通の危険を生じさせた場合に限られていました。
その場合は、点数2点で3ヶ月以下の懲役か5万円以下の罰金が課せられました。

確かに、携帯電話片手に運転すると非常に危ないです。
片手運転になるし、会話や画像に気をとられて周囲の状況判断がしにくくなります。
こうなると咄嗟(とっさ)の行動に出れないし、なにより周りが見えてない状況に陥ってしまうのです。
だから、事故の危険性がぐんと高まり危険なのです。

こういうとよく、「慣れているから大丈夫」と豪語する人が出てくるのですが、 運転中に1秒でも目を放せば、周囲なんてあっという間に変わってしまうのです。
急ブレーキは、かけたい時にこそ意外とかけられないものです。
どんなに操作がうまくても、地球上にいる限りは、誰も慣性の法則にさからえません。
「慣れているから大丈夫」ではいけません。

さて、ここからが本題です。

我々ドライバーの視点で考えたときに、 なぜ運転中に携帯電話で通話したり画面を注視しちゃいけないのでしょうか?

こう聞かれて、一番怖い答えをする人がいます。
その人はこう答えるのです。

「法律で決まっているから」

例えば今回のケースだと、道交法違反だから運転中の携帯電話の使用は控えなければいけない、と答える人です。
もちろん回答としては間違ってはいませんが、理由としては思いっきり間違っていると思うのです。
言い換えれば、道交法になければやっても構わない、と解釈しているようなものだからです。

親が子供を諭す時に「あのおじさんに怒られるからやってはいけません」と言うのと同じです。
では、怒られなければやってもいいのか、という話です。
それによくよく考えてみたら、 そもそも叱るべき親が叱らないほうが間違っているのではないか、という話でもあります。

理由を説明する時に、法律や第三者を持ち出して「だからダメなんだよ」と諭すのは、良い方法とは思えません。
確かに、そういう説明で片付けられることは出来ます。

しかし、それではやっぱり説明しきれないのです。

理由を説明する時に、第三者の視点をやたら強調する人は気を付けたほうがいいです。
法やルールがそうなっているからそうなんだ、では、誰にも説明すらできていません。

経緯から考えてみよう。

追記(2004.10.30記)

今までは、運転中にとってしまうこともありました。
やっぱり危ないので、今日からは、どこかに立ち寄って折り返します。

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