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#366 / 2004.09.04

後続車コンプレックス

後続車は、あなた自身を再認識させる存在です。

気持ちよく走っている時ほど、後ろにスッと入ってくるクルマに気をつけましょう。
とくに気分がのっているときほど、あなたの人間性がばれてしまうときです。

不思議なもので、後続車ほど目に付くものはありません。
なぜか自車とタイプの似たクルマばかりついてきてしまうものです。
例えば、速そうなクルマには、スポーツタイプ車が寄りやすい傾向にあります。

単に追い越したいだけなのか、それともスピード勝負したいのかはさまざまでしょうが、 気持ちよく走りたいときに後ろに張りつかれるのは、あまり気分のよいものではありません。

発想を変えてみましょう。

後続車が気になるというのは、その後続車にコンプレックスを抱いている証拠です。
コンプレックスを抱いた時点で、あなたは対象物と同等かそれ以下でしかないということです。
言い換えれば、あなたは相手より確実に格上ではないということです。

そこはあえて挑戦してみることです。

勝ち負けは二の次として、どうやったら互角、もしくはそれ以上に渡り合えるかを考えてみることです。
そこから得る経験は、きっと未来の自分に役立ってくれるはずです。

しかしながら相手の力量がわかるがために、 同格以下だと噛み付くくせに圧倒的に格上の場合だと大人しくなる、そんな人のなんと多いことでしょうか。

例えば、後続車が国産スポーツカーだと「かかってきな」なんて息巻いてみても、 それが最高速度330km/h以上の性能を誇るランボルギーニ・ムルシエラゴだと黙ってしまうような情けなさです。

そもそもランボルギーニに出くわすこと自体がまれですが、 人間関係において、こういうのは多々あるものです。

部下や出入りの業者さんにはふんぞり返っているくせに、役職者にはイエスマンになってしまう「ねずみ男」。
ひらたく言えば、相手の地位や立場をみて、強気に出たりペコペコしちゃうような人。
そこまで極端でないにしても、 「部下は自分のロボットでしかない、そして大事なのは格上に楯突かないこと」なんて勘違いを起こしている人は多いです。
私の経験からすると、銀行や少しは名の知れた企業で勤めている人に多いような気がします。

とにもかくにも相手のレベルにあわせて対応を変えるのは、愚者のやることです。
格下や同格にばかりかまけて、格上に挑まなくなったら、あとは滅びるしかありません。

つまり、成長に「ここまででいい」はありません。
「まだまだ上昇の余地あり」と常に意識し続けることです。

とくに今の時代、伸びる人はどんどん伸びます。
保身に走る人が多い昨今、何もしないくせに現状は維持しようという甘ったればかりですから、 努力したら努力した以上に、あなたのリードが広がっていくのです。
そういう意味では、今はとてもいい時代になりました。

伸びる人間か、衰退する人間か。
後続車への対応ひとつで、それが表れてしまうのは恐ろしいことです。

格上に挑もう。

追記(2004.09.04記)

コロコロ態度が変わる人なんていないだろうって思っていました、昔は。
でも、本当にどこにでもいるんですね。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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