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#353 / 2004.06.19

周辺視

ドライビングの上手い人がいます。
ドライビングの下手な人もいます。

この2人の違いはどこにあるかを考えた時、違いの1つとして周辺視が挙げられます。

例えば、まっすぐ立ち、目の前で腕を伸ばして指を1本立てます。
そして爪をみます。

このとき爪の周囲にある景色は、焦点は合ってないけれども見ていることになります。
この焦点以外の周辺部分を見ることができる能力があるかないか、これが運転上達へのカギです。

簡単なチェックをしてみましょう。

下の表に、1から49までランダムに数字を並べました。
これを1から順に目で追っていってください。
目標は2分以内です。

4132737 221941
2893949 38146
17304611 24025
5433633 422948
2434447 47231
8211545 123526
18313216 31020

いかがですか。
同じ箇所を凝視しがちではありませんか?

これに時間がかかってしまう人は、運転中に1点を凝視してしまいがちなのです。
前車のテールランプしか見ていなかったり、進行方向しか見ていなかったりするわけです。
だから事故を起こすと、決まって「突然出てきた」というのです。
それはぶつかるまで「見ていなかった」ことの言い訳です。

単に「見る」と書きましたが、視界に入っただけではダメです。

見えたものがどう動いてくるかを予測することが大事です。
「他人の動きなんて面倒見きれないよ」といっているようでは、まだまだ甘いのです。

聴力は別にすると、状況を把握するために必要なのは視力です。
リアビューミラーやサイドミラー、それから目視。
持てる要素すべてを使いこなして、今ある状況をできる限りたくさん把握するのです。

ドライビングは、予測ゲームです。

突然、幅寄せされるかもしれない。
突然、前車が止まるかもしれない。
突然、飛び出しがあるかもしれない。

それらの予兆に1つでも多く気づくこと。
そのために周辺視を鍛えるのです。

そこから車間を空けたり、ブレーキペダルに足をかけておいたりと、 いつでも対応できるようなアクションが取れるわけです。

警戒しながら運転するか、漫然と運転するか。
この意識の差が、運転の巧拙に繋がるのです。

ウサギのような警戒心を持つ人が、事故を起こしにくいのです。

焦点以外にも気を配ろう。

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