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#331 / 2004.03.07

ETC

ある試算によれば、日本の交通渋滞は年間53億時間にものぼり、国民一人あたりに換算して年42時間、 経済的に12兆円もの損失です。
また、自動車の燃料消費総量をみても渋滞時に約11%を消費し、CO2排出量も全体の19%にものぼります。

渋滞はもはや交通問題だけではありません。

これらの経緯から「ITS(Intelligent Transport Systems=高度道路交通システム)構想」が展開されています。
つまりは、最先端のIT技術でクルマと道路環境をもっと良くしましょう、ということです。
なかでも今、 具体的に施行されているのはETC(Electronic Toll Collection System=ノンストップ自動料金授受システム)です。
いまや全国の料金所で実用展開されています。

これにより1台につき約15秒かかっていた料金所通過時間が、ETCなら約4秒に軽減されたのです。
また当時は35,000円以上した車載器もどんどん安くなり、10,000円を切る車載器も現れました。


2001年に試行されたETCも実用化され、3年経った今、普及率は累計200万件を超えた程度。
そして道路公団は民営化の話が持ち上がり、結局、無料化の話はうやむやになりつつあります。

いくら便利でも、いくら安くても、機会がなければ使わないのです。

運転者人口が7,000万人以上、そして高速バス会社がよくETCを搭載していることを考えていると、 200万件という数字では、あまり一般ドライバーには浸透していないと言えます。

お上は普及に躍起でしょうが、そもそも使わないものを購入する理由はありません。
都心部と違い、せいぜい出口で2、3台待ちで住む地方居住者としては、あまり意味がないのです。

もちろん購入者に水を差したいわけではありません。
必要ならば購入する、不要なら購入しない、それだけの話です。

無理に踊らされることはありません。
要か不要かは、しっかりと自己判断すればいいのです。

買い物でメリット/デメリットを考えよう。

追記(2004.03.07記)

2001.04.22に技術論としてアップしたテキストを修正しました。
そうか、もう3年も経つのですね……。
いざとなれば夜行下道派ですから、いまだに付ける気はしませんけどね。
(参考資料:2001年3月7日付 朝日新聞広告特集)

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