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#323 / 2004.02.01

最期の手紙

運転中の通話は危険。
しかし、運転中のメールは、さらに危険です。

意識が運転自体に集中できなくなるのですから、飲酒時となんら変わりありません。
とくにメールは、視線、聴覚、そして手のすべてが携帯の画面に向けられ、かつ意識は文章構成に注がれてしまいます。
運転中のそれがどれだけ危ういことかは、身をもって体験しなくても分かるでしょう?

このサイトはクルマの運転手をメインターゲットにしていますが、自転車の運転手にも言っておきます。

画面を凝視しているわけじゃないからメールくらいなら大丈夫、とは思わないでいただきたいのです。
たった1秒画面を見ていただけで、自転車で数m、クルマなら10m以上進んでしまうのです。
その間に、状況はまったく変わってしまいます。

それで自損事故を起こしたら、自業自得だとしか言えません。
しかし、もしそれで人を殺してしまったら、被害者の遺族からは一生、殺人者として記憶されてしまうことでしょう。

先日、バスや新幹線の運転士が運転中にメールを打って、相応の処分を受けたことは記憶に新しいです。

事件が発生するとすぐに法改正を叫ぶ人がいますが、根本的な解決には至りません。
違法だからやるなと言ったとしても、やる人はやるのですから。

法も大事ですが、まず運転手一人一人の意識から変えていかなければどうしようもありません。

だからもう一度、言っておきます。
運転中のメールは、周囲にとって非常に迷惑です。
慣れてるだのそんなヘリクツは、問題じゃないのです。
危険だからやめなさい。それだけです。


今日もどこかに、メールしながら走るドライバーがいます。
危険を冒してまで打った文章だから、さぞや読み応えのあるものでしょうね。

なんてね。
そんな駄文、誰が読むのですか?

君が運転中に書いているそのメール。
せいぜい、「最期の手紙」にならないよう気をつけなさいな。

ケータイに踊らされない。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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