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#311 / 2003.12.07

コクピット

運転席は、ドライバーの性格をあらわします。

純正状態で乗る人。
見栄え重視で装飾する人。
フレグランスで差をつける人。

こぎれいな人もいれば、こ汚くしている人もいます。
どう乗ろうと自由ですが、運転席はこぎれいにしておいたほうがいいです。

例えば仕事で作業机が与えられているとすると、山積みの資料やゴテゴテした飾りで貴重なスペースを失っている人がいます。
ブックスタンドを経てて隣の机との境界にしている人もいますが、本や資料に圧迫される感があります。
すぐに仕事に取り掛かれなかったり、勤務中に無用なストレスを受けつづけるのは、嫌なものです。

資料は廃棄するか、保管する。
机には、極力、何も置かない。
飾りも、置くならせめてお気に入りの1つに絞る。

机周りをシンプルにしておくことは、見栄えだけでなく即、動けるというメリットがあります。

運転席も同じ。

お守りや花飾りをぶら下げてたり、白いダッシュボードマットで覆っていたりするのは、しばしばドライビングの邪魔になります。
目の前でプラプラされていたり、ダッシュボードの白がフロントウィンドウに反射され見えなくなるのは、集中力をそがれ視界も確保できません。
早い話が、走れたものじゃないということです。

また、ゴミが散らかっているのも怖いです。
視覚的にも車内がこ汚いだけで、走る気力をなくします。
万一、空き缶がブレーキペダルの下に入り込んで、減速できずに追突事故を起こしたら目も当てられません。
ADHD(注意欠陥多動障害)なんて言い訳するまえに、片付けておけば、トラブルは未然に防げると思うのです。
「片付けられないからダメ人間」みたいに考えるんではなくて、とりあえず1箇所ずつから片付けていけばいいです。
「とりあえず、今週は運転席を片付けよう。ダッシュボードは来週」と、こんな感じでいいのです。

そうなると運転席は、飾りもゴミも、何もないのが良いということになります。
極論すれば、そうだと思います。
ただ、それではあまりにも寂しいから、1つくらいならオシャレ要素を取り入れてもいいのです。
それはブラックライトでもなんでもいいです。

これはもちろん私自身の考えですから、強制できません。

先日、運転席にコンパスを入れました。
球形の磁石で方位を示すものです。

今までは太陽の位置や勘で方向を求めていましたが、やはり地図と見比べたときに方角くらいは知っておきたいものです。
そんなわけで、コンパスがダッシュボードの上でコロコロと方位を教えてくれます。
運転席にあるのは、そのくらいです。

自分の作業場だからこそ、シンプルにするメリットは大きいです。
とくに運転席は、生死に関わることもある場です。
見栄えも大事ですが、命はもっと大事なのです。

シンプル・コクピットを目指そう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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