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#296 / 2003.10.01

まんまるボディ

丸さも、魅力です。

一時期、ホンダ・ステップワゴンやトヨタ・bBといった箱型のクルマが流行った時期がありました。
いかついルックス、また空間効率に優れたボディ形状が、たくさんのドライバーに受け入れられました。

流行は、二転三転します。

丸っこいフォルムのクルマが増えてきました。
日産・マーチ、VW・ニュービートル、2人乗りのスズキ・ツインなんてのも出てきました。
箱グルマからの振り返しです。

インプレッサに乗るかたわら、スズキ・MRワゴンにも乗っていますが、見るたび乗るたび癒されます。
角ばった要素のないボディが、不思議と穏やかな気持ちになれるのです。

男は無意識のうちに、やわらかさやふくよかさを女に求めてしまう。
それに近い感情なのかもしれないです。

包み込むような丸いフォルムが、ゆったり感、ひろびろ感を連想させるのです。
言うなれば視覚の効果なのですが、これが実に侮れません。
ボディが、その人のイメージを作り出していくのです。

つまり、好むと好まざると、外観からこういう人物だと連想されてしまうと言うことです。

心理学の実験で、赤信号で横断歩道を渡る実験があります。
サクラを渡らせて、何人の人が釣られて渡りだしてしまうかという実験です。
サクラにはスーツを着せた時と、作業着を着せた時に渡ってもらいました。

すると作業着では釣られる人が少なかったのに対し、スーツ姿だと我もわれもと釣られだしてしまったのです。
人間の考えなんて、外観でいかようにも変わってしまうものなのです。

そのせいか、過剰なまでに、外観を気にする人がいます。
体重がどうとか、太さがどうなってしまったと、そればかり考えているのです。

でも、外観でしか考えられない人は、所詮、外観でしか判断されません。
強烈な体重コンプレックスがあるから、外観のものさししか見えなくなるのです。

今ある自分の内部の魅力を再発見しようとしないで外観だけ良くしようとしても、それは無理です。
外観も大事ですが、そればかりになってはいけません。

例えば男が求めているのは、包み込んでくれるやさしさです。

なぜ、カツラのCMに癒し系女性タレントが起用されていますか。
なぜ、痩せてもモテない子がいるのですか。
なぜ、美人は一握りしか居なくても大抵の人が結婚できるのですか。

すべてが外観でのみ決められているわけでは、ありません。
外観以上の魅力があるから、人は喜んで包まれたがるのです。

極論すれば、優しく包み込めば言葉は要らないのです。

そっと包み込もう。

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