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#292 / 2003.09.13

持たざる者

自分の信念を押し付けては、いけません。

クルマを持たないことを、是とする人がいます。

環境に良くない。
維持費がかかる。
乗りたいクルマがない。

私は自動車会社の回し者じゃないしクルマを強要する気はないから、 こういった考えの人がいるのは当然だと思っています。

持たないことのメリットを信じ、説くのは構わないのです。
でも、それを強要してはいけません。

クルマを持つ持たないなんてのは、あくまでも個人の自由です。
なかにはクルマを持たないことを理由に、一種の知的階級者のように振舞う人もいるようですが、 何が嬉しいのか分かりません。
そして何か勝ち誇ったかのように、クルマを持たない勧めを説き勧誘するのです。

引き寄せようとした時点で、相手はどんどん逃げていきます。

持たないことで心を満たそうとする人は、結局、「持つ」ことにコンプレックスを抱いているのです。
あくまでも、持つ持たないという狭い価値軸から抜け出してないのです。

そんな狭い価値観しか持ってない人が、いくら勧誘や強要したところで、本心でついてくる人はいません。
信念の押し付けは、ただの迷惑なのです。


もし相手の心に訴えたいのなら、言葉で言ってはいけません。
身をもって示すのです。

どんなに「エンジンの吹けあがり」だの「ステアのレスポンス」だの言っても、伝わらないものは伝わらないのです。
むしろ、言えば言っただけ薀蓄(ウンチク)がましくなるだけです。

だったら、楽しそうに走り続ければいいのです。
どんなに嫌なことがあっても、運転するときだけは楽しく走る。

「あいつは何でも知っている」という人間よりは、 「あいつ、運転しているときはものすごく楽しそうだ、ものすごく幸せそうだ」という人間と一緒に走ってみたくなるのが、 人情なのです。

笑顔で示そう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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