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#290 / 2003.09.03

プチ

プチをつけると「ちょっとした」という意味になるらしいです。

本格的にやらないけど、「ちょっとした」お試し気分でやってみようという意思を表すようです。

どんなにお金がかかりそうなことでも、プチがつくと、自分にもできそうな気がしてきます。
気軽に踏み込めて、なにかあったらすぐに抜け出せそう。
そんな雰囲気すら漂います。

今、いろいろな「プチ」を実践している人がいます。
「プチブル(ブルジョア)」「プチ整形」「プチ留学」。

正直言うと、プチほどつまらないものはありません。

いろいろやってみることはいいのですが、浅く広くということは、本質を見られないことが往々にしてあるのです。

例えば、ちょっと金持ちぶったり、ちょっと目鼻立ちを整えたり、 ちょっと海外に行ってみたところで、何も変わらない人がいます。
というよりは、変わらないのが普通なのです。

「プチ」なんてものじゃなくて、それこそ「圧倒的に」じゃなければ面白くありません。

圧倒的にブルジョア、圧倒的に整形、圧倒的に留学。

豪邸や別荘を持ちベンツやフェラーリを何台もころがしているとか、整形手術に何千万円もかけているとか、 もうそのくらいでなければつまらないのです。
そのくらい代償を払っているからこそ、深く精通できるのだ、ということです。

代償は、お金とは限りません。
過去に積んだ経験もまた、代償です。
ちょっとした経験は、想い出にすらなりません。

でっかいバケツに、ちびちび水を溜めていくようなものです。

バケツは経験すること、水は経験です。

「プチ」で貯めている分には、水はなかなか溜まりません。
しかし、そのバケツばかり溜めようとすれば、すぐに満たされあふれ出します。
つまり、水があふれ出す頃に、本質が見えてくるのです。

ドライブも同じです。

ドライブは、ちょっとした距離を走っただけでは楽しくありません。
何10kmも何100kmも、さまざまなコースを走りこんでみて、 ドライブって結構楽しいんじゃないかということに、はじめて気づくのです。
圧倒的に走り尽くして、やっと楽しさがわかるのです。

なんでもそうですが、水があふれ出すころに、楽しさが見えてくるのです。

今、つらいと思っているひとへ。
つらいのは、水があふれ出すほんの直前なだけです。

圧倒的に関わろう。

追記(2003.09.03記)

どこまで「プチ」って言葉が流行ってるかわかんないけど、 「プチぼった(ぼったくり)」なんて言葉もあるらしいから、気をつけてね。

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