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#286 / 2003.08.16

追いかけるもの

追い続ける人は、強いです。

遠出すると、とある1台のクルマが視界から消えないことがあります。
追い越して何度振り切っても、バックミラーには、また映るのです。

以前、深夜の東北道を走っていたときのことです。
私は、そのとき急いでいました。
結構なスピードを出していたのです。

前方に1台の軽自動車が走っていました。
弾丸のように走る、ダークブルーのマツダ・オートザムキャロル。
キャロルもまた、結構なスピードで走っていました。

キャロルを追い抜いて、長い家路を急いでいました。
ふと、ミラーに目をやったのです。

一瞬、動揺しました。

キャロルが、リアビューミラーから消えません。
距離は確実に500m以上離れているけれども、その差がなかなか開きません。

宇都宮以北の東北道は、起伏とコーナーが多いです。
わずかな間なら、後続車を視界から消すことは簡単です。

ずっと追い続けられると、人は焦るものです。
それは、執念と気力によるものです。
その人のオーラが、前を走るものへのプレッシャーとなるのです。

仕事や勉強、なんでもそうです。

新人として働くとき、初めて学ぶ学問。
何をしていいか良く分からずにいると、師や仲間からどんどん置いていかれてしまいます。
すると、どんどん惨めな気持ちになってしまうものです。

自分はミソッカスみたいな立場にいるんだと萎縮しては、そこで負けです。

失敗してもいいから、がむしゃらに吸収してみましょう。
今、何もないということは、失うものもないということです。
あとは、だんだん上がるだけなのです。

人生のステアは、まだまだ手放すものではありません。

あきらめず食らいついていこう。

追記(2003.08.16記)

軽自動車は、140km/hスケールの速度計を装備しているのが普通です。
それ以上は、リミッターがかかるはずです。
えっ?、まさか、あのキャロル……12Aターボ換装済み……?

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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