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#285 / 2003.08.11

次の盆

なんでそう、飛ばすんだろう。
なんでそう、一時停止できないんだろう。
なんでそう、漫然と走るんだろう。

平成14年度だけで、交通事故で亡くなった方は8,326人。

若年層の死亡原因は、最高速度が20%以上を占めます。
しかし60歳を過ぎると、一時不停止が死亡原因の10%を占めます。
そしてどの世代にも平均的に、漫然運転で命を落とす方が10%はいるのです。

過去10年で見ると、年間あたりの交通死者数は減っています。
1996年に年間10,000人をきって、毎年徐々に減少傾向にあります。

でも数字が減っても、事故はゼロにはなりません。
マザー・コンピュータで完全制御された都市ならともかく、人の移動がある限り、事故は起こるのです。

たとえ自分が安全運転していても、ぶつけられたら元も子もありません。
やばそうなクルマがいたら、変な興味を起こさず徹底的に逃げましょう。

あの時、逃げておけば。
あいつも、死亡者の一人にならずにすんだのに。

今、後悔しても、あいつは帰ってきません。
高速で飛ばすことはあっても、路地裏や学校近くではおそろしく安全運転でした。
それがどうして、後続車ドライバーの睡眠不足なんかで殺されなければならないのでしょうか。

あれから5年。

加害者は、今も賠償と中傷を背負って生活しているといいます。
遺族も、加害者も、ひいては加害者の親族も、みんなつらいなんてやりきれません。

安全運転だけしていればいいなんて、間違った考えは捨てた方がいいです。
攻撃や回避1つできずに平和憲法だけを呪い続ける、まるでどこかの国家みたいです。
非常時にとっさの自衛ができなくては、自分とていつ命を落とすかわからないのです。

次の盆には、また来ます。
あいつが眠る、この場所に。

「全力回避」で身を守ろう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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