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#260 / 2003.05.07

オトナリ睡眠

座っていることは、実に気持ちがいいです。

他人のクルマに乗せてもらったとき、助手席や後部座席でウトウトしたことはありませんか。
クルマの心地よい振動に、なまじ暖かいシート。
近場ならともかく、長旅だったり疲れていたりすると、意識していても寝てしまうことがあります。

この気持ちよさは、運転していると気づきにくいです。

一番寝やすいのは、おそらく乗用車の助手席です。
シートの背もたれが倒せるから、好きな角度で寝ることができます。
ただしあまり倒しすぎると、急ブレーキ時にシートベルトで首を絞めてしまうことがあります。
変えるなら、ほどほどの背もたれ角度が良いでしょう。

でも助手席で寝てしまうと、運転手に失礼じゃないかという人もいます。
運転手が懸命に運転しているのに、かたや、隣ではナビもせず寝ているなんておかしい、という理屈です。

とくに女の子は、このことに敏感です。
だんだん眠くなってくるけど、彼に申し訳ないから起きてなきゃと、頑張って起きていたりします。

助手席で、寝てはいけないのでしょうか。
これには、賛否あります。
寝ないで欲しいという人もいれば、寝ていても構わないという人もいます。

私は、寝ていても構わない、と考えます。
むしろ、寝かしつけます。

理由は3つあります。

  • リラックスの証拠
    まず、寝るということは、それだけリラックスしている証拠です。
    肩肘を張らなくていいから、休んでいてねという理由です。
  • ストレス回避
    また、知らない道を走ったときは、大変なストレスです。
    ストレスが溜まると、女性はおしゃべりになりますが、男性は無口になります。
    ワァワァとまくし立てられてストレスを感じるくらいなら、むしろ寝ていてくれたほうが好都合です。
  • 一人時間
    それから一人時間にこそ、感覚や精神が研ぎ澄まされます。
    そういうときにしか、閃かないことやわからないこともあります。
    デートも大事ですが、一人時間はもっと大事です。

ただし、これらはすべて個人的見解なので、すべてのドライバーには当てはめられません。
それに私は自分勝手なので、寝ていられると寂しいときもいっぱいあります。

だから、助手席に座るなら起きていて欲しいという気持ちもわかります。
クルマに乗せていきなり寝られたら、それは寂しい。
旅行に来たのに相手が寝ていたのでは、何しに連れてきたのかわかりません。

疲れているのは分かるけど、 クルマの中で安心するのも分かるけど、 運転手だって、それは同じなのです。

そもそもデートで走るときは、ただの「運ちゃん」ではないわけです。
「寝ても構わない」と書きましたが、「助手席で寝るな」という気持ちもわかります。

すると助手席に座る立場からみると、寝て良いのか悪いのかわかりません。
では、どうすればいいでしょうか。

実は、「助手席で寝るな」の言葉には「勝手に」が抜けています。
つまり、勝手に寝ないで欲しいということです。

だから寝るのなら、せめて一言「寝るよ」くらいは言っておきたいところです。
もしくは「疲れた」でもいいです。
よっぽど急いでいない限りは、休憩するでしょう。

ここで元気なフリして頑張ってしまうと、「あぁ、まだ大丈夫なんだな」と誤解されてしまいます。
女性はよく婉曲的に伝えますが、それで伝わるのは、相手が女性のときだけです。
メールなどでもそうですが、相手に伝わらなかったものはどんなに主張しても、結局、伝わっていないのです。

思わせぶりなメッセージでは、真意は伝わりません。
伝えるときは、「確実に」伝えましょう。

ストレートに予告しよう。

追記(2003.05.07記)

寝ていいかどうかは、本当にドライバー次第ですね。
まず、相手の目を見ながら聞いてみましょう。
大概は「いいよ」っていうものです。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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