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#244 / 2003.02.27

妄想Freeway

SAで、地図がもらえます。
地方ごとの高速道が記されている地図です。
ジャンクションやインターチェンジだけでなく、 パーキングエリアの設備ラインナップなども載せられています。

私の手元には、東北縦断道の北と南の2部あります。
2つあわせると本州のほぼ東半分が出来上がります。

地図を眺めてみると、不要にしか思えない道路もいっぱい書き込まれています。
また、大動脈から枝毛のように路線が生えている場所もあります。
これらは全線開通までのつなぎとして一部開通しているのですが、赤字路線不要論の高まりで結局は頓挫に終わるでしょう。
私自身も、償還期間が過ぎても収支率(=収益額/維持費用)が100%を切る不採算路線は無駄だと思います。

ここで、お金の話をやめてみましょう。
いっそのこと国内の有料道路がすべて無料になったら、どうなるのでしょうか。

  • 渋滞緩和
    渋滞の原因になるのは、料金所です。
    料金所がスルーになれば、盆暮れ正月行楽シーズンでもなければ渋滞は起こりにくいと考えます。
    現状では、ETCの普及で渋滞緩和を狙っているようですが、高い車載機がネックです。
    年に数回しか使わない装置に数万円も費やすわけがありません。

    しかも、ETC専用レーンを作ってしまったことでさらに渋滞を増やしてしまっています。
    都市部ならいざ知らず、地方の料金所で詰まるのはせいぜい2、3台でしかありません。
    国土交通省の役人は、首都高速を見てETC効果を満喫しているのでしょうが、 未だに大渋滞が起こりつづけているのは、ETCが普及していない証拠に他なりません。
    当然、地方のETC搭載車などは、総交通量の5%に満たない現状です。

    そこは、さすがお役所。
    それでも懲りずにETCを推進しています。
    民間企業なら、とっくに責任追及されています。

    もし無料化したら、料金所はいらなくなります。

  • 流通量増加
    長距離トラックが増えます。
    今まで深夜の下道を走っていたトラックが、こぞって高速道を走るでしょう。
    高速代がかかりすぎているために、下道を走らざるを得ないわけです。
    もちろん高速を走るトラックもいますが、速さを求めている分、運送料が高めか薄利のどちらかでした。
    つまり現状の流通は、高くて速いか、安くて遅いか、だったわけです。

    これがタダで速くなれば、運送料も下がる可能性があるということです。
    宅配便や引越しだけでなく、新鮮な野菜や魚介類が、速く安く運べるでしょう。

  • 下道の魅力再発見
    下道のロングドライブが、贅沢になるかもしれません。
    速さを追求する時代になると、時間があることが贅沢になってきます。
    目的地まで苦もなく移動できるようになると、途中の景色は見落としてしまいます。

    隠れた名物、初めて見る美しい景色、道中で生活する人々。

    旅する悦びに、あらためて気づくでしょう。

フリーウェイにすることで、メリットがたくさん生まれます。

しかし、それでも有料路線。
だから、ずぅっと妄想路線。

欲張って手を広げたものの、流れる血液、不足気味。
血流の悪い毛細血管は、身体をどんどん蝕んでいくものです。

血流をよくしよう。

追記(2003.02.27記)

有利子負債4,000億円以上。
102兆円を超える負債。
好き勝手に作った結果。
欲に忠実すぎたツケ。
「満足した豚よりは、満足しない人間である方がよい」J・S・ミル

追記(2004.01.12記)

久々に自分で読みました。
まぁ、勝手な妄想ですね。
こうなったらどうなるんだろう、という発想から書いてみたものです。
高速道は、今後どう変わっていくんでしょうねぇ。

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