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#238 / 2003.01.30

サイトロン2

Webサイト構築論は、クルマに繋がります。

サイトのユーザビリティや、アクセシビリティといった言葉が浸透してきています。
大ざっぱに言えば、ユーザビリティは使いやすさ、アクセシビリティは欲しい情報へのたどり着きやすさ、のことです。

要は、「より快適より便利」に、ということです。
こう考えると、あらゆることが当てはまります。

クルマにも、「より快適より便利」がふんだんに導入されています。
インパネのボタンが大きくて使いやすいとか、 カップホルダーが届きやすい位置にあるなんてのは、ユーザビリティです。

またアクセシビリティの例だと、メーターが考えられます。
インパネ内にすべてのメーターが収められていることで、 エンジン回転数や走行距離、それから残燃料などが一目でわかります。
もしも速度計がエアコンの真下やウィンドウの上部についていたら、速度を知るだけでも一苦労です。
決まった場所に配置されているから、たやすく情報を得られるのです。
たとえばトヨタのセンターメーターは、視線の移動を減らすことで情報にたどり着きやすく設計されています。

(なお、これらの事例は私がそう考えたものであり、 ユーザビリティやアクセシビリティを推進する団体のお墨付きではありません)

逆に、人間は「より快適より便利」でないものには、とても敏感です。
なんとなく使いづらい、ちょっとストレス。
こういった感想は抱きやすいものです。

ステアの先に置かれたハザードボタンが押しやすいですか?
デザイン重視のプレイヤーの小さなボタンが押しやすいですか?
シートアレンジ最優先の薄っぺらいシートで座りごこちは最高ですか?

使いやすく容易に手に入れられるものには何も意識しなくてよいことへの、反動なのかもしれません。

ちょっとしたストレスほど、積もりやすいです。
この、ちょっとしたストレスを少しでも取り除いて、 より使いやすく改良を重ねることが大事です。

極めると、無意識のうちに「より快適より便利」になろうとします。

人間は、改善しようと常に努力できる生き物です。
努力が当たり前になっていくから、意識しなくなります。

ここで無意識というのが、ポイントです。
いまだにバリアフリーだなんて力んで言っているようでは、普段はまったく意識していないことがばればれです。

「より快適より便利」を目指そう。

追記(2003.01.29記)

この話、Webサイトにも通じるところがあります。
識字できない配色とか、説明書きのない画像とか、自己満足に終始したFlashは、好まれにくいことうけあい。
独学でWebサイト改善研究なぞやっていますが、この手の話は訪問者に優しいWebサイト作りさんやほーむぺーじ論さんが詳しいです。
まぁ、半眼モードの私にしてみりゃ、読みにくいサイトは勘弁ですね。
フォントサイズ固定とか、やったら淡い配色は、勘弁してください。萎えます、せっかくの内容でも。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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