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#237 / 2003.01.28

low power pleasure

一見、スポーツ走行に向かない車でも、運転してみるとすごく楽しいです。

スポーツ走行向きかを知るには、目安としてパワーウェイトレシオ(PWR)という指標があります。
以下の式で、パワーウェイトレシオを計算できます。

パワーウェイトレシオ(kg/ps) = 車重(kg) ÷ 最高出力馬力(ps)

パワーウェイトレシオの値で、どのくらいスポーツ走行向きか分かります。
車重が軽く、かつ馬力もあるクルマは、数値が小さくなります。
数値が小さい分だけ、運動性能が高いということです。

これで計算すると、ファミリーカーで10前後、スポーツ車で7以下になります。
第1級の国産スポーツカーになると、4.5前後という車種もあります。

ちなみに私のクルマでは、車重1,150kg、最高出力102psです。
パワーウェイトレシオは、PWR=1,150(kg)/102(ps)=11.27(kg/ps)です。
しかも新車登録から5年も経ってしまっているので、エンジン出力もカタログ値より落ちていると思います。

数値だけなら、とんでもなく遅いクルマです。
パワーも、必要十分な出力です。

でも、楽しい。

エンジンはしっかり回せるし、力に比べ足が勝っているからコーナーも怖くない。
フルタイム4WDだから、トラクションがしっかり効きます。
重心バランスもしっかりしているし、それに希少なハッチバックのMT車です。

一見遅そうな風貌で速く駆け抜けるというのは、かなり痛快です。
速くて当たり前のクルマもいいのですが、速さだけを求めるとどこかで行き詰ってしまいます。

恋人と付き合うようなものです。

できれば、美人がいい。
できれば、スレンダーな人がいい。
できれば、セクシーな人がいい。

しかし、みんながみんな同じ価値観で考えようとするから、1つの理想ばかり追いかけようとしてしまいます。
それは、狭い価値基準しか持てなくなってしまうことでもあるのです。

あなたは、メディアに創られた価値観に乗せられていませんか。
本当に求めているものは、あなたの価値観が一番知っているはずです。

青い鳥は、意外と目の前にいるものです。

相手の価値基準に呑み込まれない。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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