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#233 / 2003.01.17

超・類似商品

トヨタ・ウィッシュ。

今月下旬に発表されるトヨタの新型ミニバンです。
雑誌に載せられていたこのクルマを見て、私はまたうんざりしてしまいました。

ホンダ・ストリームそっくり。

フロントは完全にストリームのパクりだし、ボディラインもストリーム。
全長全幅もストリームと同じサイズ。
「願い」とは、ライバルを蹴落としたい欲望なのでしょうか。

お得意のライバル潰しが、また始まりました。

フィットを見ては、イストを出し。
レガシィを見ては、カルディナを出し。
ステップワゴンを見ては、ヴォクシーを出し。

ライバルと同じジャンルの商品を出すことは、市場活性化の意味でいいことではあります。
しかし、品質はどれも良いクルマ達なのに、メーカーのずる賢さが垣間見えるようで少しうんざりです。
大抵は、ライバル潰しの「手駒」じゃないのですか。

それにライバルと酷似したデザインというのは、いかがなものでしょう。
工業所有権侵害で訴えられる可能性だって、無いとは言い切れません。
そもそもクルマのデザインだけに限らず、絵や文章といった創作物すべては、パクりの対象としてはいけません。
たとえ©マークのついた著作権表記が明記されていなくても、です。

他人の創作物は、真似てはいけません。

こんなことは、ごくごく当たり前のことです。
トヨタに限らず、他メーカー、他業種、あるいは個人一人ひとり、パクりに身を染めてはいけません。
丸写しでなく、せめて独自の色を見せて欲しいのです。
パクることに、大手も中小も関係ありません。
それは、個人も団体も、老いも若きも、もちろん男も女も無いのです。

創作物は、タダではないのです。

創作者の体験、知識、情熱、そういったものすべてが融合できてはじめて生み出された結果が、創作物です。
お金で買えない体験、蓄積された知識、表現欲から生み出される情熱。
そういったプロセスを経て、はじめて創作物ができあがるものです。

しかし、悲しいかな。
パクられる側の身になる感受性すら鈍ってしまったのでしょうか。

「途中のプロセスもなく、あればパクるだけ。ばれた所でシラを切ろう。」

パクるだけなら、ロボットで充分です。
パクることで、自分の存在を薄めているのではないですか。

それとも、猿マネしか能が無いのですか?

オリジナルさを追求しよう。

追記(2003.01.16記)

たまたまトヨタ車を出してしまいました。
トヨタ嫌いではないのですが、あまりにもウィッシュはあからさま過ぎです。
しかもパクったほうが本家を喰ったりする。こわー。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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