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#23 / 2001.06.30

名車伝説

日産・スカイライン。
先日、このクルマはモデルチェンジを果たし11代目に突入しました。

形式名称V35。
遡ること過去5代は、直列6気筒エンジン搭載を意味するRが形式名称についていました。
今回は代わってV型エンジン搭載になりました。
そして4代目から続いていた丸目4灯のテールランプは、今回は採用されませんでした。

発表直後、評価は賛否真っ二つにわかれました。
概略としては、新しい時代のクルマだと歓迎する意見と、直6丸目4灯こそスカイラインの伝統なのだと嘆く意見です。

私はこのクルマに思い入れはありませんが、スカイラインは進化できたと思います。
伝統と言う枠をみずから打ち砕きました。

初代GT-R(PGC10型)からGT-Rシリーズに載せられる直6エンジン。
4代目から採用された丸型4連テールランプ。
そんな背景から「直6丸目4灯」と言う符号が、「伝統」なんて綺麗な言葉で包まれてしまったのではないでしょうか。

このモデルチェンジで、本当に変わりたかったのだなと感じさせられました。

伝統ってなんでしょうか?

見かけにこだわる伝統ならいりません。
伝統は、ときに心を殺します。
伝統と言う名の強制が人の心を縛るのなら、そんな伝統は無用です。

高校野球伝統の丸坊主、尻バット。
大学サークル伝統の一気呑み。
そして組織の下の階級にいれば、それを強いられたりします。
強いられても下位者の気持ちは伝わらず、心が殺されるのです。

伝統とつけば免罪符になるのですか。
それは明らかに違います。

スカイライン自身もそうだと思うのです。
スカイライン自身の変わりたい気持ちを、「伝統」と一蹴し続けてしまったのではないでしょうか。
人もクルマも前へ進まなければ、退化するのと同じことです。

常に攻めていこう。

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