トップ > コラム > コラム No.224
 
トップ > コラム > コラム No.224

#224 / 2002.12.20

注文の来ないショップ

客足がぱったりと途絶えてしまう。
10年前に比べたら、国産車の故障率は低くなった。
そして、壊れたら買い換えてしまうお客さんも多い。
どのみち壊れなくても、飽きてしまえば数年で買い換えてしまう。

自動車修理に金を費やさない傾向にあるのかもしれない。
それでもここ数年、クルマの保有台数ってのはあんまり増えてないような気がする。

おまけに車検整備サービスは、スタンドでも大手のカー用品店でもやっていること。
当然、ウチへの整備需要も大きく望めない。
さすがに厳しい。

私みたいな技術屋は、注文がきて、はじめて仕事開始となる。
言い換えれば、注文がないことには始まらない。
本当にどうしようもない、腐りそうだよ。

ここでたった一言、「不況のせい」って言ってしまえば楽に違いない。

しかし。

なんでもそう。
どんな出来事でも、押し付ける気になれば何にでも文句つけられる。

韓国民いわく、すべてうまくいかないのは、すべて日本のせい。
米大統領いわく、戦争がおこるのは、すべて悪の枢軸国のせい。
フェミニストいわく、現代でも女性差別があるのは、すべて男のせい。

君らは、自分の非ってものは考えないのだな。
ずっと一人で脳内妄想していてくれ。

よく考えてみて欲しい。
韓国ほど、排他的かつ被害者ヅラして日本文化を受け入れている国があるか?
米国ほど、確信的に敵国を作って米国民意識を高めようとする国があるか?
フェミニストほど、女性を常に低い位置にしか捉えられない前提で考えている人間がいるか?

「○○のせい」って言葉は、被害者ヅラしたい意識の表れでしかない。
被害者だから訴えるなどと息巻いているのは、ともすると自分が見えてないということにもなりえる。
でも被害者意識じゃ、何にも変わらない。

転嫁するのは、すごく楽。
でも転嫁してしまうと、その人はもう成長しない。
だって、原因が自分の外にあると決め込んでしまうから。

ではなくて、腐ったり転嫁したい気持ちを抑えて、現実を見直してみることが大事。
むしろ、苦境こそが一番の勝負どころ、と考えるチャンスなんじゃないか。

改善策を見つけたり、新しい技術を習得したり、できうる限り模索してみる。
私なんかもそうだけど、今、自分が求められていない時だからこそ、先取りして少しでも進化する。

何もできない時ほど、何でもできる。
そのくらいの意識が必要なのかもしれない。

一度、現実を飲み込んでみよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

サイト内リンク