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#211 / 2002.11.19

迷論家

どこの世界にも評論家がいます。

当然、自動車界にも評論家として活躍されている方達はたくさんいます。
会社勤めの私から見れば、話術や著作物で生計を立てているという点で尊敬に値する人達です。

でも、全員がプロフェッショナルというわけではなさそうです。

たまたま某所で知ってしまった話です。
簡単にまとめてしまいましたが、こういった内容です。

COTY(Car Of The Year:カーオブザイヤー)という賞があります。
その年で話題になった車種に贈られる賞です。

その審査委員には、評論家も何名か含まれています。
某評論家氏も、その一人です。
うっかり彼は、自らのサイトでメーカーの根回しが酒の席であった主旨の文を書いてしまい物議をかもしました。
早速、私も彼のサイトを読みましたが、酒席の審査委員受けが賞を左右するのか?と感じずにはいられませんでした。

メーカーはオリンピック招致委員ではありません。
しかもこれを製造側の人間が聞いたら、なんと思うでしょうか。
評価の基準が自らの技術力でなくて審査委員への取り入れ方次第だとしたら、がっかりしてしまうでしょう。

何より評論家としても知名度の高い一審査委員が、実態をぽろりと漏らしてしまったのです。
もはやスキャンダルに近いです。

そもそも評論のプロならば、もてなされた相手だから推薦するというのでは、もはや論外です。

さて。

今回こう書いたのは、彼を糾弾したいからではありません。
またこのサイトは、特定の人間や集団を糾弾する目的の場でもありません。

良い問題提起だと思ったからです。

もてなされている時にあなたならばどう対応するのか自問してみてくださいと、言いたいのです。
あなたが、客として来店しているときでも同様です。

つまり、 自分がもてなしを受ける側になったとき、有頂天になっていないか気をつけよう ということです。

そういうときこそ反面教師、あからさまに言えば他人を利用してしまうのです。
近くで、こんな行動をとっている人がいたら、反面教師にする機会です。

  • 「こっちは客だ」と店員に迫る
  • 「カネを持ってるんだぞ」とわざわざ客であることをアピールする
  • 支払いでカネを投げる

実年齢で若くても、精神的にオヤジやオバハンはいっぱいいます。
もてなされている時ほど、低姿勢に構えるが吉です。
有頂天になると、絶対、自分の底の浅さを曝け出してしまいます。

他人の行動ですら、見るだけでも勉強になるものです。

人のフリをみて、我がフリを直そう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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