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#20 / 2001.06.23

快速道路

高速道。
高速は、たまに使います。
いつもでは有りません。
本当に急いでいるときだけです。

ちょくちょく50,000円のハイウェイカードを買いますが、それでも深夜の国道を走るときもあります。
カードを温存する意味も有りますが、緩急のある下道にドキドキがあるからです。

深夜のコンビニ、 県境越え、 信号との駆け引き等々。

これらは、高速では味わえません。
ここに一般道の醍醐味があります。

でも、本当ならば高速道を使うべきなのです。
ただ、高速代は高いと思います。
例えば仙台から郡山までおよそ120km、普通車で3,000円近くかかります。プラスガソリン代です。
新幹線の4,730円よりは安いものの、新幹線に比べ平均時速が遅すぎます。
それに加えて、SAのガソリンスタンドも、一般道より単価が約5円程高いという値段設定。
さらに私はかつての国営のイメージがあって、レストランの食事もあまりおいしそうに見えません。

それでもなぜ、高速道を使うのかといえば、小回りがきいてそれなりに速いからです。
高速代で時間を買っている、ということです。
移動時間は少ないのが理想なのです。

だからこそ高速は速く駆け抜けたいものです。

しかし現実は遅いです。
100km/h規制のためです。
もちろん法規制なのは充分にわかっています。

クルマは性能が良くなってきました。
150cc時代の軽自動車ならいざしらず、現在の660cc軽自動車なら100km/h以上は出せます。
それに、現在の市販車に105km/h以上のキンコン音の装置もありません。
そもそも軽自動車に、140km/hスケールの速度計が付いているのはなんなのでしょう。

この前、救急車が東北道を走っていました。
赤色灯をつけていて緊急車両状態でした。
しかし、周りのクルマや長距離トラックにいっぱい抜かれていました。
私も追い越してしまいました。

緊急事態であるにもかかわらず、救急車は100km/hで走らざるを得ないのです。
さすがにかわいそうだと思いました。
よけるべき一般車が緊急車両より速いのです。
歴史の授業で聞いたことがあります。
戦時中にヤミ市を使わずに栄養失調で亡くなったお役人さんを、思い出してしまいました。
その人は法に遵守しました。そして亡くなったのです。

100km/h規制の救急車はかわいそうです。
もっとかわいそうなのは患者さんのご家族です。

21世紀になりました。これからも100km/h規制で行くのですか。

痛みは変わるための通過点と考えよう。

追記(2001.06.23記)

2000年、軽自動車も100km/h走行が合法になりました。
ただし軽自動車は、製造コストをむやみに上げることもできないので、衝突安全性に疑問が残ります。
また、2001年現在。トラックの最高速度を90km/h規制にしようという動きがあります。
そうすると、今までのような「ノルマをこなすために速く行こう」と焦らなくても良くなるといいます。
速度規制は難しい問題なのかもしれません。

高速道路は「高速」で走れるから危ないと人は言います。
しかし一般道に比べれば、歩行者も対向車もいないのです。
これほど「安全」な道路はありません。
一般道でちんたら走っている遅いクルマにはまったく注意せず、昔とまったく同じ100km/h規制をかけスピードだけ取締まるのは、いかがなものでしょうか。

私は120km/h規制でも充分だと思います。
別にこれは規制であって、「120km/hまでださなければならない」という義務ではありません。
高速を走っていれば、同じ方向に向かうクルマとの相対速度はせいぜい10〜20km/hです。

速いクルマでも150km/h巡航で走り続けたところで、 所詮は人間だから15分も走り続ければ120km/hくらいまで落ちてしまうものです。
それほど、運転には集中力が必要とされます。
それ以前に前走車の流れで、スピードは出せないのが実情です。

第一、みんながみんな同じスピードで走っていては、追い越しができません。
スピードを出す「痛み」がないと、遅いクルマに後続車がすべて振り回されてしまうのです。

何でも平等志向な国、日本。
何でも平均志向な国、日本。

これではつまらないでしょう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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