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#199 / 2002.10.23

lack moon

ベンツ。ポルシェ。フェラーリ。

不況でも、高級外車を買う人がいます。
そういうブルジョアな人達もいます。

それは構いません。
どんなクルマに乗ろうが、個人の自由ですから。

「確かに、高級車というだけはあるよ。
恐ろしく運動性能は高いし、質感も高い。
何より、華があるね。
前行くクルマ達が、不思議なくらい道を譲るのも痛快だね。
まぁ、走っていなくとも、所持しているだけでステータスってことかな。」

ふぅん。
そうか、そんなに凄いクルマなのですか。

で、今もそのクルマに、情熱を注ぎ続けているのですか?


どんなに素晴らしいものても、満たされると冷めてしまうこともあります。
あれほど欲しかったものなのに、手にしてしまうと、どうとも思わなくなってしまうのです。

恋人もそう。
せっかく告白して付き合い始めたのに、だんだん飽き始めてしまったりするのです。
今のご時世、たった1年でも恋人として続けば「長いね〜」なんて言われるような風潮です。

本当はみんな、テレビドラマみたいな「恋愛ごっこ」しか想像できないんじゃないでしょうか。

とりあえず筋書きがあって、毎回起こるちょっとしたハプニング。
結局、最後はうまい具合にハッピーエンド。

でも、現実そうは上手くいきません。
それでも、ドラマの知識だけは豊富にあるから、こんな恋もあるだろうと思ってしまうのではないでしょうか。

テレビでは、最終回以降は教えてくれません。
ドラマのまま気持ちが冷めないで30歳、40歳まで続くのかなんて筋書きは放映してくれないのです。
恋愛は、はじめさえ良ければあとあと続くとも限りません。

ありえないでしょう。
一時の恋物語に浸るだけでは、恋の続け方なんてわかりえないと思います。
それとも所詮ドラマなんだと、冷めきって見ているだけなのかもしれません。

恋愛に関していえば、想い出がないと続きません。
ここでいう想い出とは、スリルのことです。

知らない街へ旅行に行くのが一番だと思います。
どこにいるかもよく分からないし、頼れる友人もいない。
ましてや、異国なら言葉も通じない。
その時は、治安のいい都市か調べてからがいいでしょう。

たまには遠出してみてもいいです。
毎回毎回、しゃれた喫茶店や居心地のいいショッピングモールに行くよりは、ずっといいでしょう。

とにかく刺激を与え合いましょう。
傷つけあうことではなくてやったことの無いことをしてみよう、ということです。

持っているだけじゃ意味がないのです。
見せびらかしの道具ではありません。
「情熱を注いでいるか」とは、つまり、刺激を交換しあっていますかということです。

刺激が、心の一番の栄養なのです。


「この世をば わが世とぞ思う 望月の かけたることも 無しと思えば」 藤原道長

800年前の偉人は、実は糖尿病で苦しんでいたといいます。
いくら物欲が満たせても、心まで満たせていたとは思えません。

心は、月と同じ。
満たされなければ、力いっぱい輝けないのです。

情熱を注ごう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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