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#197 / 2002.10.17

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ホームほど、力の発揮できる場所は他にありません。


今年、北朝鮮との国交を正常化させようと、小泉首相が北朝鮮に乗り込みました。
拉致された方々の安否を掴めたり、話し合いができたと日本のメディアは報じました。
某メディアのアンケートによると、これを支持する人が6割いたそうです。

でも、この政策は大失敗です。

凶弾の危険性もあるのに、なぜ首相自ら乗り込んでいかなければならないかが、わかりません。
アメリカあたりから、裏で圧力がかかったのかもしれません。
それに支援が欲しいのなら、むしろ北朝鮮が頭を下げてお願いしに来るべきです。

現在、拉致されて生存している5人の方が日本に戻ってきています。
しかし、24時間付き人が付いていたり、北朝鮮の赤バッジをつけさせられていたりというのは、非常におかしい。
北朝鮮は、拉致しておきながら彼らをれっきとした日本人であることを認めていないわけです。

北朝鮮の人口は、2,000万人程度。
一説によれば、飢餓で2,800人/日規模で亡くなっているといいます。
でも北朝鮮の君主にとっては、己の政権さえ維持できれば餓死者なんぞどうでもいい程度にしか考えていません。
そんな彼に対して、私は同情よりも、独裁政権のツケという自業自得だと思っています。

今、北朝鮮との国交正常化のメリットはありません。
そもそも偽善で支援するくらいなら、自国の経済復興に充てるのが先決です。

拉致被害者の情報についても、小出しで、真偽を問いたくなるものばかりです。
ここらへんが、日本としては甘かったのかもしれません。


今さら「たられば」を言っても仕方ありませんが、どうせやるなら平壌でなく東京で交渉を行なえば良かったのです。

例えば野球やサッカーでも、アウェイ(敵地)よりホーム(本拠地)の試合だと勝率が上がります。
ホームは知り尽くしているから、気持ちに余裕が出るのです。
逆にアウェイだと、自分が客になってしまうのでよそよそしくなりがちです。

気持ちで勝っていることが、一番重要です。

普段から知っている場であればリラックスして行動できるというのは、ドライビングでも同じです。
知らない道だと場所を探しながら走るので、速度も控えめになってしまいます。

地名がわからない。
曲がる交差点もよく知らない。
車線が1つ違っただけで変な方向に連れて行かれる。

どんな高性能のナビゲーションを使っても、気持ちに余裕がなければ見慣れない土地に圧倒されてしまいます。
逆にいえば、普段知っている道だからこそ、スイスイ飛ばしていけるのです。


やっぱり場に慣れるのが一番です。
行ったことがない場所に、どんどん行ってみるのが一番です。

迷って、迷って、時々地元の人に聞きながらちょっとずつ、未開の地を開拓していくイメージです。

さらに建物内だったら、トイレにも行ってしまおう。
不思議なことに、人間はトイレをすると、その場所を征服できます。
私の場合、試験がある日は真っ先に会場のトイレに行きます。
用をたすと、もうその場所でビクビクしないのです。
もちろん試験結果は勉強次第ですが、まず気持ちで蹴倒されたのでは、出せる力も出せません。

気持ちに余裕を持たせるためにも、場慣れすることが大切です。

ホームコースを増やそう。

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