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#191 / 2002.09.27

tear drop III

……世の中には、命を絶ちたいと考える人間がいます。

私は偽善者ではありません。
涙ながらに「死ぬな」なんて引き留める気は、さらさらありません。

命を絶つ?
あぁ……それがあなたの選択ですか……。
そうですか……。

でも、本当にそれでいいの?

親は? 兄弟は? 親友は? 恋人は?
残された側の哀しさは、永遠に消えませんよ?

私は生後3ヶ月で、腸重責をわずらいました。
腸重責は腸が絡まって壊死してしまう、最悪だと死に至る病気です。
この世に生を受けて、たった3ヶ月で死の淵を彷徨ったのです。
今、私が生きているってこと自体、ほとんど奇跡に近いのです。

軽々しく「命を絶つ」なんて言うものではありません。
生きたくても生きられない、むしろ生まれることさえ叶わなかった存在が、数え切れないほどいるのですよ?

「あなたは、他人事だと何にも感じないのか?」

凄まじい自動車事故があったとします。
奇跡的に一命をとりとめた人間もいれば、運悪く亡くなってしまう人間もいるでしょう。
もし運良く生きていた場合に、他の遺族の傍で「私は生きていなくても良かった」なんて言えますか?

「あなたという人間は、この世にあなたしか存在しない」と誰かが言っていました。
あなたが存在しているだけでも嬉しい、という人は必ずいるのです。
それは、唯一、自分で気がついていないだけです。

……、引き止めないわけにはいきません。

生きてください。
今、生きているというだけで、十分に幸せなのではないですか?
少なくとも、私はそう思います。

それでも、どうしようもない?
甘ったれるのもいい加減にしましょう。
幸せは、生きながら自分で探すものです。
待っているだけでやってくる幸せなんか、本当の幸せではありません。

幸せを探す為に走るんです。
そこに気づいただけで、あなたはもう運転席にいるのに等しい。
でも、まだです。
ステアだけ握ったとしても、アクセルを踏まなければ前へは進めないでしょう?

前へ走らないことには、幸せなんか見つかりっこないのです。
ギアがリバースに入っていませんか?、確認してみてください。

そうなのです。ギアを1速にいれて、あとはアクセルペダルを踏むだけ。
これだけです。簡単でしょう?

それでも進めない?
それは、自分の心がサイドブレーキをひいているからです。

いい加減、サイドブレーキなんか下ろしちゃいましょう。

幸せを探す為に走ろう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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