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#17 / 2001.06.18

V or R?

レースゲーム。
1980年代に遊んだことがあるレースゲームは、空から見下ろす二次元型でした。

確かフォーミュラカーものでした。
ドットの粗いコミカルな姿は、まるでチョロQです。
チープなビープ音で、なんとか排気音を表現していました。
しかもなぜか、この時代はレースゲーム=F1というのが王道でした。

そして21世紀、ゲームは進化しました。
実際の市販車をリアルに再現したゲームが主流になりました。
ハードウェアの向上もあって、ボディに映る反射光、揺らぐ熱気まで再現した作品もあります。
とにかくこれからも、実写か虚像か見まごうほどに、リアルになっていくことでしょう。

しかしながら、ゲームと現実は違います。
ゲームは、視覚と聴覚に訴えることはできます。
でも、所詮それだけなんです。

クルマを感じるには、感性が伴います。
クルマの美しい造形美を感じたことはありますか。
力強いエンジンサウンドに惹かれたことはありませんか。
新車の匂いを感じたことはありますか。
シートベルトの締め心地、シートの触り心地はいかがですか。
ステアの握り心地はあなたに馴染みますか。

クルマとはとても人間的な生き物なのです。
あなたの求めるものは、ヴァーチャルですか、リアルですか?
五感に訴えてくる相手こそ、最高のパートナーなのです。

どんなにハードの性能が向上し、どんなにゲームがリアルになっていっても、ゲームと現実はまったく違うものです。
走行中にリバース(後退)にシフトしてはいけないし、ましてやぶつけることはもってのほかです。
ゲームと現実との区別ができない人間にはならないでください。

現実を直視しよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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