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#165 / 2002.06.26

サイトロン

今回はウェブサイトについて、論じてみます。
意見をくみ取りたい方のみ、読んでください。


ウェブサイトが氾濫しています。
何千、何百億という幾多のウェブサイトが、地球上に存在しています。
一人1つでは飽きたらず、複数所有している人達も多くいます。

そしてウェブサイトには、オーナーの主義が色濃く反映されています。
スタイルやデザインで魅せる者、自作のパーツで独自仕様に仕立て上げた者、内容が堅物一点張りの者。
いずれにせよ、独特の味があって素晴らしいです。

ひとたび、ウェブサイトのオーナーになるとわかることがあります。
ほうっておくと、どんどん情が薄れていきます。
だからこそ、頻繁にリファインしてあげないと、霞んでしまいます。

自分のウェブサイトを見せるのは、結構、恥ずかしい。
勇気も要ります。

でもそれ以上に恥ずかしいのは、主義がないウェブサイトです。
注意して欲しい箇所を4つ示してみました。

  1. ウェブサイト名から主義が見えにくい
    「○○○(作り手の名前)のウェブサイト」などあなたの名前で誤魔化していると、主義が見えにくくなりがちです。
    ウェブサイト名を見ただけで、内容が想像できる名前でないと、誰も見向きをしなくなります。
    「〜の本」というタイトルのベストセラー本がないのと同じです。
    まず、テーマのわかる名前をつけてあげることが先決です。
  2. 売りが自己紹介のみ
    何事も、第一印象は非常に大事です。
    初めのイメージで印象の大半が決まります。
    自己紹介を充実させることも、大事です。
    でも最初は見られても、2回目以降は見ようとはしません。
    だから自己紹介しかできないと、後が続かないのです。
    ありがちな自己紹介では見えない、あなたの人間性を見てみたいのです。
  3. ひと月もふた月も、まったくリファインされていないウェブサイト。
    リファインをメンテナンスと考えてもいいです。
    情は、不思議なもので移ります。
    あなたが頻繁にリファインすれば、ウェブサイトは元気に運営できます。
    ところがリファインを怠ると、放置状態になります。
    鮮度の落ちたウェブサイトは、誰も見向きもしなくなります。
    たまに大掛かりにリファインすればいいという人もいますが、間違っています。
    見る側はリファイン量ではなくリファイン頻度を見ています。
    大量でも少量でも、1回のリファインは1回なのです。
    日記サイトで考えればわかります。
    毎日ちびちび更新するから、日記サイトなのです。
    月一度、30日分一気に更新していたら、もはや「日記」ではありません。
    つまり毎日少しずつ育てられる、あなたの情の深さを見てみたいのです。
  4. 流行りとばかり、他人の手法を安易にマネするウェブサイトも、恥ずかしい。
    一時期「侍魂」 というお笑いサイトが大人気になりました。
    侍魂は黒背景に白文字、強調する箇所のフォントを替えて表現する手法を採用しました。
    ところが、これに続けと同じ手法のサイトが続出しました。
    結果、読み手が先に飽きてしまいました。
    手法だけマネても、中身が伴わなければ淘汰されてしまいます。
    でも、マネることが悪ではありません。
    むしろマネから入っていいのです。
    ロックバンドで練習用に有名バンドの曲から始めていく、ということは当たり前です。
    そもそも自動車教習所は、教官のマネをすることで技術を覚えていくのです。
    マネで止めてはいけません。
    そこからアレンジして昇華させなければ、マネで止まってしまいます。
    マネるだけでは、主義がないのと同じです。
    日記も同じです。
    よっぽど面白くなければ、他人の日記など見ません。
    さらに毎日書きつづけないと、すぐソッポを向かれます。
    流行りの日記サイトをマネしようとして始めても、本家には勝てません。
    情熱で書きつづけている本家と、にわかに始めたおっかけでは本気度が違いすぎます。
    結局、どれだけ自分のオリジナリティが出せるかという話なのです。

つまり、「主義がないことを平然と晒していて、あなたは恥ずかしくないか」ということです。
主義がないことを主義にしても意味がありません。
シンプルなスタイルでもいいから、あなたの主義がなければ何のために存在しているのか見出せません。


ここまで、ウェブサイトについて論じてみました。
しかし、クルマの話が1つも出てきませんでした。
でも、大丈夫。

「ウェブサイト」を「クルマ」と置き換えて読めば、クルマの話に早変わりします。

大事なモノを、常にリファインさせ続けよう。

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