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#159 / 2002.06.03

インフィニティ・ブレイン

今日付けの読売新聞の地方版に載っていました。
脳機能マッピングの研究をしている東北大学教授の川島隆太氏の話でした。
脳機能マッピングとは、脳がどんな時どう動くのかを画像で調べ地図を作っていくことです。
その中で、脳を活性化させるのに有効な話がありました。
それには「読み書き計算、それに音読」が有効だというのです。

読み書きや計算は、前頭前野を含む脳の大部分を働かせることができます。
前頭前野は、感情の制御やコミュニケーションを司っています。
また、音読することで、じっと考えているときに比べ脳は20倍、30倍も働いていることがわかりました。

教授は、アドバイスとして次のことを挙げていました。

  1. 一日10〜20分、簡単な読み書き計算を行なう
    読み書き計算は努力したと意識せずに、脳を活性化できます。
    できれば週5回が望ましいでしょう。
    70歳以上に行なった実験では、週5回学習するグループは半年以上脳機能が改善していたといいます。
  2. 毎日10〜20分、新聞を音読する
    ただ読むだけでも効果がありますが、音読すると脳全体で2〜3割、前頭前野では2〜3倍も活性化するとのことです。

脳の活性化は、意外と簡単な方法でできるのです。

さて、この脳活性術。
考えようによっては、ドライビングにも応用できます。

感情を制御する前頭前野を鍛える、ということは、冷静なドライビングに繋がります。
感情的にのべつ幕なしアクセルをふかしてみたところで、思い通りのラインは描けないし、遅いです。
スポーツと同じで、クールでなければカッコよくありません。

また脳全体を活性化させることで、運転の3要素「認知・判断・動作」の判断を鍛えることができます。
走行中に移り変わる事象を全方向から捉え、瞬時に最適と思しき解を選ぶ。
対向する相手がどんな行動に出るか、前方はどう動くか、後方や併走車は自分の予測通りに動くか。
さらには、突然の飛び出しなどの危険予測も踏まえてアクションを起こす。

一瞬で答えを出しつづけながら走るのです。
したがって走行中は、脳の稼働率がおそろしく高いです。
だからこそ脳を活性化させることで、判断力を鍛えるのです。

ドライビングとは直接関係のない読み書き計算や音読が、実は関係あるのです。

一見、直接関係ないこともやってみよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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