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#156 / 2002.05.23

ひらめき

渋滞。
世にクルマがある以上、かならずどこかで起きています。

渋滞にはまってしまったら、人はどうするのでしょうか。
景色を眺める、ラジオをつけてみる、携帯をかける、もしかしたら本を読むのかもしれません。
でも普通は、渋滞が解消するまで何もせずイライラ待つだけでしょう。

その時間は、すごく無駄です。

確かに本や携帯電話があれば、文字を読むことができます。
でも、いつ動きだすかわからないので、長時間も没頭できないのが欠点です。

私はペンと付箋紙を、車中に常備しています。
その場でひらめいた仮定や、ふと涌き出た自身の深層心理をメモするためです。
メモ程度なら、信号待ちだけでなく、直線走行中でもなんとか書けます。
付箋紙なのは、紙がバラバラになりにくいし、貼れるところに貼っておけるからです。

書くことは大事です。
すぐに消えてしまう思いつきを、すぐに書きとどめておく事ができるのです。
消えた思いつきは、あとからまた思い出すことなんてできません。夢と同じです。

人間はよく、トイレやお風呂で何かをひらめくものです。
私はクルマの運転中に、よくひらめきやすいのです。
運転中ももちろんですが、信号待ちなどでもいろいろひらめくことが多いです。
ひらめきのほとんどは、私の行動力の一部になり、またこのコラムにも色濃く反映されています。

ひらめきには面白い法則があって、「ひらめく瞬間ほどすぐメモできない状況にある」ものです。

だからすぐに書き留めることは大事なのですが、紙があってもペンが無いことは多いです。
紙は立派な紙でなくともよく、コンビニのレシートでいいのです。
レシートの裏は白紙だからメモ用紙になるのです。
でも、紙はたまりますがペンは往々にしてありません。
だからペンもセットで備えておくのです。
できれば地図帳にも書き込める赤ペンがいいでしょう。
黒では地図の色に溶け込んでしまいますからね。

緊急時には携帯電話のメールもあるでしょう。
しかし、いちいち指を連打する間にひらめきを忘れてしまうのです。
ですからメールは有効ではありません。
それならば電話代がかかっても、自宅の留守電にひらめきを吹き込んだ方がマシです。
でも留守電では家族が出てしまったら「通話」になるから、運転中にはできません。
伝言でメモを残すにも、家族といちいち内容を確認したりでとかく面倒です。

結局、電話でメモをとる作戦は得策ではありません。

だからペンと付箋紙なのです。
たまに料金所の支払い用に小銭を置いているドライバーが居ますが、それは激しく間違っていると思います。
ペンと紙を置くべきでしょう。

小銭を置けば、車上荒らし率は高くなります。
しかし、ペンと紙だけを盗むドロボウはまずいません。

ペンは大事です。

競馬好きな私の友人は、いつも赤ペンを持ち歩いています。
マークシートの枠を越えて一気に線がひけるからいいのだといいます。
なるほど、競馬場に備え付けの黒鉛筆では、いちいちマークシートの枠を塗りつぶすのが大変です。
赤ペンを使うことで塗りつぶす時間を短くできるから、予想に専念できるのだといいます。

書くということは、本分に専念するために必要なことです。
運転中に出てきたひらめきを頭の中でとどめようとすればするほど、逆に運転がおろそかになります。
でもメモをとれば、ひらめきを忘れられるので運転に集中できるのです。

つまりは、書くことで集中力を高めることができるのです。

ペンを車内に常備しよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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