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#155 / 2002.05.20

呪いのコトバ

次の2つの呪文は、己を陥れる呪いの言葉です。
「あっそ」「自分には関係無い」

個人主義がまかり通っています。
自分は何もしていない、自分さえよければどうでもいい。

世の親は、どうして店内に子供達を放置しておくのでしょう。
世の女は、どうして汚い脚や下着を見せることを恥じないのでしょう。
世のオヤジは、どうして無駄に横幅ばかりとりたがるのでしょう。

私は、個人主義を正当化させようとするところに憤りを感じます。
それ以前に、個人主義で自己完結してしまう視野の狭さにあきれてしまいます。

「そんなこと自分には関係無い」
「あっそ、好きにすれば」

人を突き放すことは簡単にできます。
でも突き放された人間は、もう二度とは戻ってきません。

切るのではなく、なんでもいいから活かす事が大事です。

「情けは人のためならず」とは、よくいったものです。
今でこそ、「情けをかけることはその人によくない」という解釈がされていますが、 真意は「情けをかけることでその人だけでなく自分にも見返りがある」です。

生きている限り、突然、窮地に立たされることはままあります。
むしろ人生、助けられることばかりです。

先日、山道を走っていたら、パトカーとJAFのトラックが対向車線に止まっていました。
なんだろうとゆっくりすれ違うと、道路わきに落ちてしまったスポーツカーを引き上げている最中でした。
そばで、友人と思しき人が警察の人と心配そうにスポーツカーを覗き込んでいました。
通り過ぎたから、その後どうなったかは知りません。

でも、今度は自分がクルマごと落ちてしまう可能性だってあるのです。

クルマに乗っている限り、事故でいつ加害者になるかわからないし、被害者になってしまうこともあります。
昨日まで乗っていたクルマが盗難されてしまう、なんてこともあるでしょう。

事故や盗難など、赤の他人の出来事のようですが、「私は他人とは違う」根拠などありません。
保険や防犯対策など、緊急時の対策をいまから実践しておく必要があります。

ヨソはヨソ、ウチはウチ。
こんな島国根性の考えは、もう捨てましょう。
すべての事象は、何らかの形で自分に起こり得るのです。

明日はわが身。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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