トップ > コラム > コラム No.154
 
トップ > コラム > コラム No.154

#154 / 2002.05.19

バーゲンプライス

性能や品質で考えたら、国産車は安いです。
少なくともエアコンが付いて、パワステが付いて、ラジオとカセットレコーダーも付いています。
それでいて、海外のメーカーでは出来ない値づけで企業利益すら上げてしまいます。

安いということは、企業努力が裏にあります。
先日、経常利益1兆円を果たしたトヨタは、在庫を減らすJustInTime生産方式を1960年代にすでに確立した企業です。
通称「カンバン方式」。後工程が「これをいくら送ってくれ」と前工程に伝票(通称カンバン)を指示するのです。
また軽自動車トップのスズキは、鬼のようなコスト削減の企業で、昼間はトイレや廊下の電気を消しています。
会長の鈴木修氏みずから、人気の無い廊下やトイレの明かりを消しながら歩くといわれます。

すべてが「安かろう悪かろう」では一括りにできないのです。
安いものにも、造り手のエピソードが詰まっているのです。

価格の裏にある本当の価値を勘ぐってみることも、大切です。

デフレスパイラルなんておかまいなしに、オバサンを喜ばすためだけの値下げなのか。
国産車に劣る品質でも、ブランドの威光で高額で売りまくる某輸入高級車なのか。
それとも、企業利益ではなく顧客満足度を優先させた付加価値を付けたのか。

単に価格に一喜一憂するというのは、主観だけでしか物事を考えていないというのと同じことなのです。
買って3年も経てば、クルマの資産価値なんて無いようなものです。

価格より品質を重視しよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

サイト内リンク