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#132 / 2002.02.13

はだかの王様(5)

2001年1月12日。

その日、4代目シーマが発表されました。
13年前に発売された初代は、バブル景気の後押しもあり「シーマ現象」という言葉まで生み出しました。
しかし、2代目3代目は初代とは似つかぬ姿で登場し、不景気も手伝って伸び悩みました。
どう頑張ってもトヨタ・セルシオに、風格、静粛性で圧倒的に負けていたのです。
今回はセルシオは気にせず、初代のような高級スポーツカー的コンセプトにたち返ったのです。
ライバルをうかがう事は辞めたのです。

続けて同年、プリメーラ、スカイラインを発表します。
欧州風のスタイルに戸惑う日産ファンもいるが、例のトヨタ風から離れたのは良かったと思います。
ウイングロードも精悍になったし、新型マーチや日産初の軽自動車モコも登場します。

日産はいい人と出会えました。
もちろんその人に会えるだけの底力が、日産グループ内で眠っていたことも事実です。
やっぱり出会いは、その人間のレベルに比例するものです。

日産は再び国内第2位企業に返り咲くでしょう。
旧世代に造られたサニーをどうするか等の問題も残っていますが、今の日産なら問題ないでしょう。
それだけのトップ、それだけのマンパワーに支えられているのですから。

気づかなかったのは、旧時代の経営陣だったのです。
童話どおり、はだかの王様は、見栄をはることしかできなかったのでした。

くだらない見栄っ張りに陥っていないか確認してみよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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