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#121 / 2001.12.30

八卦

ミニバンの次はライトトラックではないか。
最近のクルマ雑誌には、こんな予想がたまに書かれています。
ちょうどトヨタbBオープンデッキのような、後ろが荷台になっている形状のクルマです。

誰も気にかけていなかったトラックに、まず若い人達が目をつける。
遅れて金を持ったオジサン達が乗り始める、といった具合です。

人は不思議なもので、いいと言ったらみんながとびつきます。
なかには、果たして懐疑心を抱いたことはないのだろうかという商品もあります。

私は、ミニバンブームもそろそろ下火だろうと思っています。
座席数が増えても肘掛けが薄かったり、3列目が使えないのでは意味がないからです。
日本人は5年くらいで買い換えてしまうだろうから、ちょうど買い替え時期にあたります。
いっぱい積めていっぱい乗れる「夢のクルマ」が、ただの「輸送車」と気づくことでしょう。

二極化が起こるのではないでしょうか。
どうせ一人乗りがメインだから、小さなクルマがいいとか。
あるいは、クルマだけは景気よく高級車でいきたいとか。

つまり中間がなくなるということです。
軽自動車や1,000ccクラスがさらに増え、1,500ccや1,800ccクラスが減ります。
またマークIIよりベンツやBMWが売れる時代になるでしょう。

「これでいい」から「これがいい」に。
ユーザの嗜好が顕著に顕れることでしょう。

そうなると、売れずに淘汰されるメーカーもあるかもしれません。
販売だけでなく、グループ傘下内メーカー間とのやり取りもあるでしょう。
相手の得意分野を伸ばすGM(ゼネラルモータース)。
日産と提携し持ちこたえらせたルノー。
コストに異常に厳しいフォード。
独米の異なる文化を併せ持つダイムラークライスラー。

親企業の意向ひとつで運命が決まってしまうのです。
正直言えば、フォードやダイムラー傘下のメーカーには厳しいだろうと思います。
安物作り、親会社のいがみあいでは、傘下はとうていやっていられません。

先日破綻した、金沢市の石川銀行のように、突然倒産するメーカーもあるかもしれません。
肝が据わっていないとやっていられない時代になったのです。

強心臓になろう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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