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#117 / 2001.12.12

ステレオタイプ

実は固定観念に縛られていた、ということが結構あります。

ある話。
トラックと乗用車がぶつかりました。
事故で負傷した父と子が、近くの病院へ運ばれました。
急遽、ある外科医が二人を診ることとなりました。
外科医は、息も絶え絶えな子供を見て、突然こう叫んだといいます。
「息子です!この子は私の息子です!」

最初聞いたときは、父親がいるのに何で外科医が息子と叫ぶのだろうかと思いました。
でも、その外科医は母親だったのです。
外科医だから男性だとは、限らないわけです。

固定観念は恐ろしいものです。
知らないうちに、かくあるべきと刷り込まれていることが意外と多いものです。

お役所仕事の行政、不祥事連発の警察。
一旦発覚すれば、マスコミ各社は連日連夜、鬼の首でも取ったかのように報道し続けます。
すると我々は、悪いイメージしか抱けなくなってしまいます。
悪いイメージが積もり積もって固定観念になります。

住所変更や免許更新で行った時は、ものすごい親切に応対してもらいました。
ほんの一角を見て悪と決め付けられるのはいかがなものでしょうか。

まず思うのは、「世論はマスコミが操作している」ということです。

先日の自衛隊海外派遣のニュースを見ていました。
隊員に声援を送る身内が傍にいながら、戦争反対派の叫びしか放映されませんでした。
某カーチューン誌もそうです。
記事に載った人によれば、「こんなことはコメントしていない」でした。

面白い記事は見て読んで楽しいでしょうが、そんなものは要りません。
必要なのは、正確な記事なのです。
そこから、我々はいろいろ考えるのです。

例えば、トヨタ・カローラ。
こう聞くと、まずオヤジグルマを想像する人も多いです。
クルマ雑誌もスポーツカーやミニバンをこぞって評価するので、なかなか言及されません。
実際は質感の高いよくできたセダンなのですが、あまりに平凡だと片付けてしまいがちなのです。
そして、いつかしらカローラは平凡であるとレッテルを貼られてしまいました。
98,99年には世界ラリー選手権で輝かしい記録を残しても、国内のイメージは拭えません。

メジャーリーガーも、大変です。
いまシアトルマリナーズで、佐々木投手やイチロー選手が頑張っています。
マスコミはちやほやしています。
彼らが上り調子だからです。
でも、下降線をたどり始めると、途端に相手にもされなくなってしまいます。

一角を見て悪と決め付けるなと言いながら、マスコミに節操があるようにはみえません。

節操を持ちましょう。

世論に惑わされない。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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