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#110 / 2001.11.26

Mr.Harley

ハーレー・ダビッドソン。

これこそアメリカン。
アメリカと聞くと、私は真っ先にハーレーを思い浮かべます。
青い空、紅い荒野、続くアスファルト。
それに似つかわしいのは、シボレーでもダッヂでも、ましてやフォードでもないのです。

そのワイルドさは世界中のファンを魅了してやみません。
先輩社員のKさんも、その一人。
彼は、2年前ハ―レーを手に入れました。
当時販売されていた型のハーレーを所有できて、今でも良かったといいます。

持つ喜び、走らせる喜びは、オーナーにのみ許された喜びなのです。
私のスバルは3年半で72,000km走っていますが、乗るたびにドキドキします。
おそらくはそれに近い感情でしょう。

そんなMr.Harley氏ですが、ひどく感情を傷つけられた出来事もあったといいます。
聞けば社内で、購入当時、こう言われたこともあるというのです。

≪ハーレーというブランドが欲しかっただけだろ?≫

くだらないです。
ブランド志向にこだわる日本人の悲しい習性だと感じました。

こいつに乗ってみたい。
だまされたと思って買ってみよう。
乗ってみたら、ことのほか良かった。

クルマでも同じですが、手に入れる時点ではブランドに頼っていません。
そのクルマが欲しかったから、これが一番の理由なのです。
選んだ結果として、たまたまそのブランドだった。それだけです。

ブランドで固めた女でも、魅力がなければ男は近づきません。
たとえるなら、そういうことです。

高級ブランド志向のお気楽な金持ち様へ。
最後に徳大寺有恒氏の言葉で締めます。

いまやメルツェデスはどんどん『普通』の量産車への路線を邁進しているが、 それができるのはここ100年で確立したブランド力がモノをいっているからだ。
世界中のアパレルメーカーはメルツェデスのブランドを羨んでいると聞くが、 この21世紀にスリーポインテッドスターの神通力はいつまで通用することだろうか。
間違いだらけのクルマ選び―車種別徹底批評〈02年上半期版〉(草思社)/徳大寺有恒著)より

欲しいモノだけ手に入れよう。

追記(2011.11.02記)

文体を変更しました。

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